わらもみ機となわない機をご寄付いただきました!

この度、市内の方からわらもみ機と細縄のなわない機を譲っていただきました。わらもみ機は、わらを叩く代わりにわらをローラーに通してもんで柔らかくする機械です。なわない機は、わらを投入するとあっという間に縄になって出てくるというスグレモノの機械です。つい先日まで使用していたこの機器は、ご寄付くださった方が長年愛用していたものです。何度も修繕したり使いやすく改良したりしたところがあり、とても丁寧に、大事に使ってこられたのだなと思いました。

なわない機のプロの手さばき。お譲りいただくまえに実演していただきました。

すぐに使用できる状態のものが残ってるだけでも珍しいのですが、それを使いこなせる方に使い方をご指導いただいた上で譲っていただけたことに、とても感謝しています。その方の神業のような手さばきに比べると、ちょいワラ部員はまだまだぎこちないですが、これからも大切に使わせていただき、作品作りに励みたいと思います。

整備後のわらもみ機を試運転。なかなか良い調子!
なわない機も整備を終え、いざ始動!スピードコントロールやわらさばきが難しい!
スタッフが初めて機械でなった細縄です。まずまずでしょうか!?

 

ろうきん森の学校 ~プチきのこ狩り、ブナ林散策など~

11月初旬頃、去年・一昨年に菌を打ったナメコが一斉に顔を出していました。11月23日のろうきん森の学校では「まだ出てるかな?」と、期待半分で見に行きました。横たわるホダ木をよく見ると、数本のホダ木に美味しそうなナメコを発見!ほんのわずかでしたが、思わず笑みがこぼれていました。

半年間楽しませてもらった「もりもりデッキ」の撤収作業をお手伝いいただいた後、ブナ林散策へ出かけました。晩秋のブナ林はたくさんの葉を落とし、落ち葉のマットができています。一歩一歩踏みしめながら歩いていきました。

お楽しみの昼食では、中ノ俣で有志の皆さんが収穫したコシヒカリを、籾殻を燃料としてご飯を炊く「ぬか釜」で炊き上げました。「すごい香り!」「甘くて美味しい!」と大好評のぬか釜ご飯。ナメコたっぷりの味噌汁と梅干しなどのお漬物でより一層食が進みます。今年度の活動は今回で一区切りですが、「わら細工や漬物作りもやってみたい!」というお話しもいただいたので、森づくりとともにお楽しみ活動もぜひ来年度計画に組み入れてみたいと思います。

*おまけ↓*囲炉裏の火には、ついみんな集まりたくなりますね。子ども向けのマシュマロ焼きおやつだったのですが、大人だって楽しんじゃいますよ~(^0^)!

 

 

ちょいワラ体験会~「トウガラシ飾り」作り~

晩秋に真っ赤なトウガラシが市場に出回ると、トウガラシを編んだ飾りを作りたくなります。11月のちょいワラ体験会は夏に収穫した青ワラ4本でトウガラシを編んでつなげていきました。力を入れすぎるとトウガラシが切れてしまったり、また緩く編むとトウガラシがぽろりと抜けてしまったり。編み加減が難しいのですが、10個・20個とつながっていくと青ワラに赤色が映え、とても素敵です。カラマツや綿の実を飾ったり、輪にしてリース状に仕上げたり、それぞれに工夫をこらしていました。

トウガラシだけでなく、シナモンや他のハーブも合わせてつなぐと、スパイスリースにもなり、幅が広がります。「飾っておいても、もったいなくて使えない!」という方が多いのですが、愛でて楽しんだ後はぜひ、お料理にも使ってみて下さいね!

↑中央にちょいワラ部会で育てた綿の実をあしらったミニリースです

ろうきん森の学校・新潟地区 連絡協議会

今年で3年目となった「ろうきん森の学校・新潟地区」の活動に関わる関係者が集い、情報・意見交換を行いました。11月までの活動報告を行うとともに、今後の活動に資する連携を確認しながら、話し合いを行いました。今年度新たに実施した「もりっちクラブ」での成果と課題を報告した上で、メインフィールドである市民の森の利便性向上のための改善点などを確認しました。宿泊や夜の散策なども活動に入れて欲しい、という要望もあり、来年度は、このような利用者の声に応えつつ、森づくり・人づくりというろうきん森の学校のテーマに沿ったプログラムを展開していきたいと思います。新潟労金の皆さんからは、利用者・協力者として、市民の森全体の資源やポテンシャルを把握できるようなプログラムも導入して欲しいとの要望がありました。継続的に楽しみながら活動に参加していただけるよう、内容を検討していきたいと思います。

*おまけ*会議中にスマホをのぞき込む皆さん(写真上)。見ているのはマムシの解体写真(写真下)!「このようなことも、森の活動では日常なんですね」と、ちょっと引き気味の皆さんでした(^^;)

もりっちクラブ⑥ ~竹箸作り、飯ごうご飯他~

11月7日のもりっちは、「新米を美味しく食べよう!」ということで、野外炊飯とものづくりを組み合わせたプログラムを実施しました。調理の前に、ご飯を食べるための箸作りです。小刀で竹を削り、紙やすりで仕上げます。子どもには難しいかも?と思いましたが、子どもも大人も夢中になって削っていました。

ご飯のお供は、クルミ味噌です。前回拾ったクルミを煎って割り、中身を竹串で取り出します。なかなかきれいに取り出すのは大変でしたが、香ばしくて甘いクルミ味噌は大好評でした。メインのご飯は家族毎に飯ごうで炊きました。前回も行った火起こしはバッチリです。お焦げもおいしさに花を添えていました。

原木なめこをたくさんいただいたので、具だくさんのなめこ汁でおなかもいっぱい!最終回となった今回は、全組集まり、みんなで協力して作り上げたプログラムとなりました。「来年はこんなこともしてみたい!」と早くも次年度への期待に満ちあふれていました。

*おまけ*今年度全6回の活動を終えたもりっちクラブ。最後に集合写真を撮ったとき、参加者の皆さんからスタッフに寄せ書きのサプライズプレゼントをいただきました!びっくりして、うれしくて、思わず目頭が熱くなりました★来年度も参加者の皆さんと一緒に楽しみながら活動を組み立てていきたいと思います!

 もりっちスタッフ、感激です!ありがとうございます!

里山シンポジウムで竹箸作り

10月23日、「里山の魅力を学び森林資源を使った体験をしてみよう」との目的で行われたシンポジウムにて、当団体のほか、やまざと暮らし応援団(大島区)、不動生産森林組合(名立区)が活動紹介を行いました。その後、参加者はモウソウダケを使って竹箸を作りました。割った竹を小刀で削いでいき、紙やすりをかけ、クルミオイルで仕上げました。大人も子どもも夢中になって、静かに竹を削る音だけが響きました。「自然の素材を使ってものを作るって気持ちいいですね」との話もあり、このように街中で里山とのつながりを体感できる場も大切だな、と感じました。

ちょいワラ体験会~フカグツ作り・ミニにも挑戦!~

10月のちょいワラ体験会。9月までに一足フカグツを作り終えた参加者は、2つめに手のひらサイズのミニフカグツを作り始めました。ミニになると簡単かと思いきや、実際は大きく作るより細かくてやりにくいことが多くなります。それでも手順はほぼ同じなので、小さい治具を使いこなしながら、底とがめ(足の甲)の部分を編み上げました。「玄関に飾ろうかな」「お花を挿してもかわいいね」と、ミニはミニなりに様々な使い方があるようで、楽しみが広がりますね。

両足に縄をかけて編み込んでいきます。姿勢がキツイ!

 

もりっちクラブ⑤ ~くるみ拾い、きのこ探しなど~

今回のもりっちクラブは、「自然の恵みを見つけよう!」をテーマに、おいしいもの探しに出かけました。まずはクルミ拾いです。草やぶの中に落ちているクルミの実をたくさん拾いました。次回にはクルミ味噌にして食べてみようと思います。今年はきのこが不作のようで、なかなか美味しいきのこには出会えませんでしたが、面白い形のものや、押すとぶわっと胞子を吐くものなど、いろいろなきのこがありました。ヤマノイモのムカゴもたくさん集めました。

また、一家族に1本、ほだ木を用意して、シイタケのコマ打ちをしました。「どれくらいしたら、シイタケが出てくるのかな?」と子どもたちは待ちきれない様子でしたが、シイタケはゆっくり・ゆっくり栄養を蓄えて、2年後くらいに会うことができると思います。

そして子どもたちは薪割りや火焚き、焼き芋を楽しみ、美味しい秋を満喫していました。

 

ろうきん森の学校・森林整備ときのこコマ打ち

10月の初旬から中旬、この時期お楽しみといえばヤブタケ(ナラタケ)ですが、今年はほとんど見かけることがなく、残念ながらきのこ狩りはお預けとなりました。今回は新潟ろうきんの若手の皆さんが参加し、ネマガリタケ林の整備の続きと、きのこのコマ打ちを行いました。7月に整備を始めたネマガリタケ林ですが、まだまだ奥が深く、ツルも多く巻き付いています。灌木や余分な竹を切り出し、すっきりとした林にしました。

シイタケとナメコのコマ打ちは今年で3年目になります。昨年、ナメコが発生し、今年も今か今かと楽しみに待っています。講師の石川正一さんからは、「このシイタケのホダ木は皮をめくるとちゃんと白い菌が入っているから、100%出てくるよ!ナメコの菌は黄色っぽいんだけど、これもちゃんと入っているよ。」と太鼓判を押していただき一安心。じっと待つのも、自然との付き合い方なのだな、と感じました。

お昼時にはヤブタケ汁とほかほかご飯をいただき、ちょっとのんびりタイム。もりもりデッキやササユリの丘は、休憩タイムには欠かせない憩いのスペースとなっています。

作業の合間には、ろうきんの皆さんと地元講師の皆さんが和気あいあいと話をする場面も見られました。作業を共にして、時と意義を共有し、充実したひとときを過ごせたのではないかと思います。