中ノ俣・食と暮らしの体験会

(2024.3.12) 「熱々の鶏汁をそばにかけていただくのが中ノ俣流!」ということで、そば打ちをして美味しくいただく会を企画しました。そば打ちは初めて、という方もいましたが、名人のビデオや講師のお手本を参考に、丁寧に取り組みました。自分で打って、切って、茹でたそばは最高!じっくり煮込んだ鶏汁と、ダイコンわさびという薬味がよく合います。「汁にむきくるみをかけるのもオツだよ!」と、さらに美味しい食べ方も教えていただきました。顔を出したフキノトウも天ぷらでいただき、一足先に春の香りを楽しみました。午後は古民家・清兵衛にて、古民家の造りや古民具を見せていただき、囲炉裏を囲んでおしゃべりです。講師による「越後追分」や「中ノ俣小唄」もご披露され、手拍子や拍手喝采で賑やかなひとときを過ごしました。今後も冬の山里の楽しみ方をPRしていきたいと思います。

ちょいワラ体験会 ~蛍かご作り~

(2024.3.9)3月は、初めての蛍かご作りにチャレンジしました。蛍かごは、麦わらや稲わらを編んで作った入れ物のような、飾りのようなかごです。昔はこれに蛍を入れて、ほのかな光を楽しんだとか。形が特徴的で、巻き貝のようにねじれた三角錐のような形になります。「どうしてこんな形になるの?」とはじめは不思議なのですが、作ってみると意外と単純な作りに気づきます。麦わらだと茎部分が中空なので、わらを継ぎ足すのも簡単なのですが、稲わらはそうはいきません。ちょっと工夫して継ぎ目に気をつけて作ると、隙間のないきれいな蛍かごができます。もちろん、大きさもいろいろで、小さく作ればイヤリングなどのアクセサリーにもなります。「蛍は入れられないけど、中にランプを仕込んだら、ランプシェードになるね!」と、アレンジも自由自在。見た目も使い方も楽しめる作品になりました。

ちょいワラ体験会 ~編込み鍋敷き作り~

(2024.2.12)2月は、青ワラでなった細縄を使って鍋敷き作りを行いました。縄をヒモでつないで作成する「渦巻き鍋敷き」とは異なり、今回は1本の縄を編み込んで作る「編込み鍋敷き」です。水引きで作る「梅結び」や「菜の花結び」という形を参考に、台紙に沿って縄を置いて1周目で外枠の形を作ります。2周目以降は、1周目の縄に沿わせるように縄を並べて編んでいきます。4周くらい編むと、目がきっちり詰まった鍋敷きが完成します。縄を上下に入れ代えて編んでいくのですが、単純なようでなかなか根気のいる作業です。大きく作れば鍋敷きに、小さく作ればストラップアクセサリーになります。色ヒモを入れると一気に華やかになり、「いろいろなアレンジができていいね!」と創作意欲に火が付きました(笑)。余ったわらを使って馬の形のしおりや縄のねじり馬などを作ってみたら、これも簡単で面白い!楽しみの幅が広がりました。3月は新作・蛍かご作りにチャレンジします!

 

ちょいワラ体験会 ~コキアのほうき作り 他~

(2024.1.27)1月は、昨年平左衛門カフェ横の畑で育てたコキア(ほうき草)を使って、土間履きサイズのほうきを作りました。コキアは秋には紅葉して観賞用で楽しめるのですが、刈り取り後はタネを落としてホウキの材料になります。柄の部分をヒモで締めたあと、実用と飾りを兼ねて持ち手に青ワラでなった細縄を巻き付けます。「去年作ったものは持ち手が太すぎて使いづらかったから、今年は細めにしよう」と、経験をもとに工夫を凝らす人もいて、長さも太さも飾りもそれぞれ個性的な作品となりました。同じほうきつながりで、稲の「みご(籾がついていた部分)」を集めたミゴボウキも作りました。こちらもストラップサイズから手のひらサイズ、卓上サイズなど、いろいろなアレンジができました。飾るだけでなくぜひ使い込んで、味のある実用品として楽しみたいです。

 

 

ちょいワラ体験会 ~わらリース・しめ縄作り、他~

(2023.12月)12月はクリスマスやお正月準備に、わら細工が大人気で、5回の体験会に多くのご参加をいただきました。わらリースもしめ縄も、3人一組で1つを締め上げる工程は同じです。わらの分け方や力加減で、出来が変わってくるのですが、2本目、3本目には慣れてきて、息の合ったチームプレイで作り上げていました。ご提供いただいたドライフラワーや木の実なども上手に使って、華やかなリースが出来上がりました。しめ縄は、中に仕込む「アンコ」作りが決め手となります。この辺りでは真ん中が太くなっているしめ縄が多いのですが、ご家庭によって大きさや太さが違うので、アンコも様々です。締め上げてみるまで出来上がりがわからないのも楽しみのひとつで、その分、締め上がりの達成感は特別でした!午後には、縁起物の亀を作ったグループもあり、亀行列の撮影会となりました。お正月が待ち遠しいです!

 

ちょいワラ体験会 ~縁起カメ作り、ミニかんじき作り、他~

(2023.11.23)今回は自由創作活動ということで、いろいろなものにチャレンジしました。クズのツルがあったので、それを軸に縄を編み込んで平かごを作ったり、わらぞうりが片方しかなかったのでもう片方を仕上げたり。また、「カメを作りたい!」という親子は、大亀・子亀を作って稲穂の尻尾を飾っていました。さらに、ミニフカグツのための「ミニかんじき」を作ったグループは、細い縄をきれいに編み、ツルや小枝で作ったかんじきの枠に設計図通りに巻いて、きれいな網模様が出来上がっていました。わらだけでなく、ツルや小枝、稲穂など、いろいろな材料を組み合わせると、ちょっと趣の変わった作品が出来上がります。わら細工の懐の深さを感じました。

新潟ろうきんシニア倶楽部~わらリース作り体験会~

(2023.11.14)昨年に引き続き、新潟ろうきん本店支部よりお声かけいただき、シニア倶楽部の会員向けに、わらリース作りの講座を行いました。わらリースはしめ縄をなう要領で作るのですが、一人では大変なので、3人一組になって作っていきました。一人はわらを押さえる人、もう二人はわらをねじりながらからげる人、ということで、チーム力が試されます。「もっとしっかり押さえて!」「ねじり方が逆だよ!」と、笑い混じりの渇が飛び交い、ちょっと汗がにじむほどの力技でしたが、2本目、3本目となるとスムーズに作業が進みました。丸く成形したわらリースに、松ぼっくりや木の実、リボンなどを飾り付けて、クリスマス用・お正月用のお飾りが完成しました。青ワラの香りが漂う中、「来年もまた、ワラでもの作りをしたい!」と、うれしい声も寄せられ、笑顔が絶えない楽しいひとときでした。

ろうきん森の学校~秋の森散策会とつる編み体験~

(2023.11.5)今回は新潟ろうきん有志の皆さんと、労金連合会の皆さんが合同で、市民の森の「みやまそコース」の散策を行いました。秋晴れのもと、ちょっと紅葉には早いかなというタイミングでしたが、八斗展望所からは糸魚川方面の山々も望むことができました。「思ったよりきつかった~!」とのご感想でしたが、お昼にはぬか釜ご飯と具だくさんきのこ汁にて疲れを癒やし、午後はつる編みにチャレンジしました。クズのつるを軸に使い、アケビの細いつるを編み込み用に使いました。最初は出来上がりのイメージがわかなかった皆さんも、編み進めていくとお皿型やお椀型、壺型など、いろいろなアレンジが見られました。中には、「お酒のボトルを入れて飾ろう!」という方も!生活空間にちょっと自然の物が入ると和みますね。ぜひ身近に置いて使ったり飾ったりして楽しんでください!

ちょいワラ体験会~青ワラのトウガラシ飾り作り~

(2023.10.15)この季節に恒例となっている、トウガラシ飾り作りを行いました。青ワラとトウガラシのコントラストがとてもきれいです。長く直線状に編んでつり下げるのが普通ですが、今年は丸くリース型に編んだ飾りが人気で、リボンや木の実をあしらい、かわいらしく仕上げていました。また、紫色の古代米の穂を束にして飾りに使うなど、材料を工夫して組み合わせていました。「トウガラシも使うことができるけど、きれいに作ったからもったいなくて使えない!」ということで、飾り用と実用に分けて作った人もいました。青ワラ4本で簡単にできるので、ぜひ皆さんもチャレンジしてみて下さい!

第7回もりっちクラブ~ヒシ取り・丸太切り~

(2023.10.8)今回は、管理棟横にある「ひし池」でのヒシ取り、木工作体験で二人挽きのノコギリで丸太切りとポックリ馬作り、調理体験ではくるみ味噌・焼きおにぎり・焼き芋・なめこ汁・ヒシの塩ゆでをしました。ヒシ取りでは、スタッフが胴長を着て池の中へ入り、取ったヒシから子どもたちが実をより分けます。管理棟ではかまどで焼き芋やくるみ味噌の材料となるクルミ穿り、二人挽きのノコギリで丸太切り体験を行いました。ノコギリは二人の呼吸が合わないと切り難く、声を掛け合い切りました。丸太は半分に割り、「ポックリ馬」を作りました。おやつに茹でたヒシはホクホクして、不思議な味がします。「今まで食べたものの中で一番美味しい!」という子もいました。