今年のGW後半はお天気続きで、溶け残っていた雪もあっという間に消えていきました。名残惜しいなぁ、と思いながら形を変えていく雪山を見ていたのですが、雪の下にある側溝が見えてくると、そこが雪のトンネルになっていました。トンネルの向こう側はなんだか別世界のようで、吸い込まれてしまいそう。自然の芸術作品に出会えて、なんだかうれしくなりました。
月: 2022年5月
もりっちクラブ①~春のお楽しみ!~
今年度も元気に「もりっちクラブ」始動です!昨年度参加の8組に新たに3組が加わり、11組での実施となります。まだ雪がとけ残っていた市民の森にて、4月24日に「春を満喫する」をテーマに活動しました。まずは、この時期お楽しみの山菜探しです。今の旬は、雪どけ直後に顔を出したフキノトウとコゴメです。「コゴメは、1つのところからたくさん出ているけど、半分くらい取って、後は来年のために残しておくんだよ。」と、教えてもらいながら、子どもたちも宝探しのように楽しんでいました。
ちょっと顔を出したタラノメやウドの葉っぱも一緒に、天ぷらにして味わいました。「子どもは普段は天ぷらは食べないけど、今日はおいしいって言ってたくさん食べました!」とびっくりする親御さんもいました。
その他にも、シイタケやナメコのコマ打ちをしたり、雪折れした枝を切ったり、ちょこっとボランティア=「ちょいボラ」も大忙し。カタクリの絨毯、クロサンショウウオの卵塊、木々の芽吹きなど、感動と驚きいっぱいの一日でした。
**おまけ**
「葉わさび」がたくさんあったので、みんなでしょうゆ漬けにしてお持ち帰りしました★ぴりっと辛くて、大人の味です。
新潟ろうきん定例活動・木道清掃と森林整備
今年度も新潟ろうきんの有志の皆さんによる「ろうきん森の学校・森林整備ボランティア」を計画しています。初回となる今回(4/23)は、ネマガリタケ林の整備と材木池周辺木道の清掃、キノコのコマ打ちなどを行いました。昨年度から行っているネマガリタケ林の整備では、支障木を切って搬出しました。これまで数回参加している人はノコギリの使い方にも慣れてきて、作業も手早く進み、すっきりとしたササ林となりました。「来月には、タケノコも顔を出すかな?」と、手入れの成果も楽しみです。
木道の清掃では、はりついた苔やたまった落ち葉などをスコップでかき出し、散策者が滑らないようにデッキブラシできれいにしました。
キノコ畑のシイタケはまだ顔を出していませんでしたが、毎年コマを打ってどんどん増えるホダ木を前に「数年分の歴史を感じるね。」とこれまでの活動を振り返っていました。5月下旬には中ノ俣で田植えの予定です。
ちょいワラ体験会・サンバイシ作り
4月のちょいワラ体験会では、米俵のフタ部分になる「サンバイシ」を作りました。今回は直径20cmくらいの大きさで、布を貼った型に沿って青ワラを円形に編んでいきました。編み目が細かくそろっていて、中心から放射状にキレイにワラが並ぶようにします。「中腰の姿勢がきつい!」と言いながら、足でワラを押さえたりと大奮闘でした!
出来上がったサンバイシは、布側を見せて飾ったり、鍋敷きや花瓶敷き、果物置きなどにして使ったり、インテリアとしてお楽しみいただけます。去年の春にはミニ米俵を作ったのですが、なかなか上手くいかなかったので、今年は大きさを変えたりしながら、「お飾り用米俵作り」に再チャレンジしようと思います!
春の棚田学校・田んぼの準備編
19年目となる棚田学校が今年も開校しました。すくすく育つハウスの苗を見学した後、角間の田んぼに向かいました。雪どけ後の田んぼはまだ昨年の株が残っています。温かくなってきたので、雑草もちらほら見られます。今回は、田植え前に田んぼを整えるために、株をひっくり返したり、かけやを使って畦を打ったり、畔塗りをしたり、田んぼに堆肥を撒いたりしました。田植え前の準備はとっても大切!お互いに教え合い助け合いながら、春の作業を楽しみました。
中ノ俣・子ども山里学校スタート!
年間で中ノ俣に通い、山里の自然や暮らしを体験する「中ノ俣子ども山里学校」が今年も始まりました。市内の小学校2~6年生合計17名が登録し、これから月に1回活動を行っていきます。4月は、米を育てる棚田で泥遊びをしながら代掻きをしたあと、グループに分かれて中ノ俣集落を探検しました。中ノ俣に来たことがある子も初めての子も、山里学校ではのびのび、思い切り楽しみます。これからどんな発見があるか、楽しみです!
角間の田んぼの用水清掃
今年は雪どけが遅く、4月の初旬、やっと田んぼの雪が溶けました。田んぼを潤す水は中ノ俣川上流から引いています。その水の通り道:「角間用水」は全長4kmもあります。毎年、春の用水清掃では用水にたまった泥や落ち葉を上げる作業を行い、田んぼに水を引きます。
用水清掃には、中ノ俣の住民の他、棚田学校の参加者やちょいワラ部会員も作業に加わり、協力して大切な用水を維持管理しています。
この時期には春の花々も全開です。作業の疲れを癒やしてくれます。
稲の苗を育てる
中ノ俣の角間の田んぼで植える米の苗は、昨年の米を播いて育苗します。今年は「コシヒカリ」と「アクデン(中ノ俣のもち米)」と「古代米(青ワラ用)」の3種類の米(種)をまきます。
4月5日~3種の種を水につける
4月10日~芽だし器に3種の種を入れる(ぬるま湯くらいの温度で)
4月12日~根が出ている。あまり根が伸びすぎないうちに、すじまきをしたほうがよい。
4月14日 すじまき 苗箱に土を入れ、種をまきます。偏らないように、はみ出さないように、枠に打ち付けながら平均にまきます。その上にまた土をかけ、苗箱を育苗器に入れます。育苗器は30度くらいを保つように設定されていて、根が張り芽が出るのを待ちます。
4月17日 育苗器からハウスへ モヤシのような白い芽が出てきました。ハウスへ移動してカバーをかぶせておくと、緑色の苗に成長します。
4月20日 緑色の苗が伸びてきました。毎日午前中に1回、水をやります。
4月26日 ぐんぐん伸びています。
種まきから20日くらいで植えられる苗になるそうなので、ゴールデンウイーク明けから植えてもOKかも。でも田んぼの準備もありますから、5月中旬~下旬頃の田植えまで、ハウスでじっくり待ちます。水やりを忘れずに!
苗のおうち・ハウス組み立て
ようやく雪が溶けた4月初旬、稲の苗を置くビニールハウスを組み立てました。春の陽気ながら風はまだ冷たかったのですが、青空がすがすがしく、気持ちよく作業できました。
今年も出会えた雪割草
増沢集落の一角に数年前に植えた雪割草。今年も雪どけとともに、早速顔を出しました。落ち葉をかき分け、ぐいぐい伸びてきます。可憐な花ながら、力強ささえ感じますね。以下、今回出会えた花々をダイジェストで。