リモートでやってみた

コロナ禍の3月、小中学校で感染が相次ぎ、子どもたちが中ノ俣に来てイベントを行うことができなくなりました。年度末なので、最後の活動だったのですが、とても残念です。どうにか代わりになることは、と考えた末、リモート中継を入れてZOOMによるオンライン講座にしよう!ということになりました。

みんなで育てたサツマイモを使った芋もち作りは、こちらで地域のおかあちゃん達が先生となり、画面の前で作って見せてくれました。子どもたちは家でお母さん達と一緒に、エプロン姿で四苦八苦!お昼にはおいしい芋もちを食べることができました。

みんなが料理をしている間、スタッフは中ノ俣の集落を巡り、今の風景や地域の人々をスマホで撮影しながら中継します。みんなでお米を育てた棚田にはまだ雪がたくさん残っていました。地域の人が作業をしていたのでお話しを聞いたりしました。

午後はわらを使って、ミゴボウキ作りにチャレンジです。教える側の私の方が緊張してしまい、画面の向こうにいる子どもたちになかなか上手く伝えられなかったのですが、もどかしくもおかしく・楽しい講座になりました。

全てを中止にするのではなく、そのときやるべきことを、できる手段でやってみることは、とても大事なことだと思いました。準備は大変でしたが、とてもやりがいのある、思い出深い講座でした。何より、画面の向こうの子どもの笑顔がうれしかったです。

 

ちょいワラ体験会・フカグツ完成!

2月と3月は少人数での開催となりましたが、それぞれの経験に合わせ、少しずつ技術を覚えながら新しい作品にチャレンジしました。また、冬期の間、数回に渡り取り組んできたフカグツ作りは、やっと片足を編み終わりました。「もう片方、おそろいになるように編むのが難しいんだよね~」と、苦笑いしながらも、出来上がったフカグツを感慨深く眺めていました。

常連さんの一人は、十数年前にかみえちごのわら細工イベントで編みかけだったというフカグツを持ってきて、最後の仕上げを行いました。長い間、丁寧に取っておいて下さった編みかけのフカグツはカビることもなく、見事に復活!わら細工への想いを大切に持ち続けてくれたことに大感激です。新年度は、新たな作品作りにもチャレンジする予定です。ご興味のある方はぜひお気軽にお寄り下さい!