リモートでやってみた

コロナ禍の3月、小中学校で感染が相次ぎ、子どもたちが中ノ俣に来てイベントを行うことができなくなりました。年度末なので、最後の活動だったのですが、とても残念です。どうにか代わりになることは、と考えた末、リモート中継を入れてZOOMによるオンライン講座にしよう!ということになりました。

みんなで育てたサツマイモを使った芋もち作りは、こちらで地域のおかあちゃん達が先生となり、画面の前で作って見せてくれました。子どもたちは家でお母さん達と一緒に、エプロン姿で四苦八苦!お昼にはおいしい芋もちを食べることができました。

みんなが料理をしている間、スタッフは中ノ俣の集落を巡り、今の風景や地域の人々をスマホで撮影しながら中継します。みんなでお米を育てた棚田にはまだ雪がたくさん残っていました。地域の人が作業をしていたのでお話しを聞いたりしました。

午後はわらを使って、ミゴボウキ作りにチャレンジです。教える側の私の方が緊張してしまい、画面の向こうにいる子どもたちになかなか上手く伝えられなかったのですが、もどかしくもおかしく・楽しい講座になりました。

全てを中止にするのではなく、そのときやるべきことを、できる手段でやってみることは、とても大事なことだと思いました。準備は大変でしたが、とてもやりがいのある、思い出深い講座でした。何より、画面の向こうの子どもの笑顔がうれしかったです。