ろうきん森の学校 ~森林整備と新入職員研修会、他~

(2023.10.14・28)10月14日は、新潟ろうきんさんの新入職員研修ということで、20名できのこ畑の草刈りを行いました。背丈ほどもあるスゲを大鎌で刈ったのですが、足元には立派なヤブタケがあちこちに生えていて、「草刈りどころじゃない、きのこ狩りだ!」と、予期せぬ大収穫になりました。午後には室内で研修会を行いました。「NPOへの支援」という大きな課題をテーマに、新入職員の素直な思いと希望あふれる話し合いが行われていました。

10月28日には、14名の新潟ろうきん有志の皆さんが、秋の散策ときのこのコマ打ち、きのこ狩りを行いました。雨模様だったので散策はショートコースとなりましたが、きのこ狩りではナメコやシイタケがどっさり収穫できました。「収穫した分、ホダ木も増やさないと!」ということで、シイタケのコマを8本の木に400個打ち込みました。お昼には、ヤブタケ・シイタケ・ナメコの3種盛りきのこ汁を堪能し、美味しい秋を満喫していました。

新潟ろうきん定例活動③~研修会と森林整備活動~

今回は新潟ろうきんの管理職の方々が集まり、研修と市民の森での草刈り作業を行いました。「支店長自らが「ろうきん森の学校」やNPOの活動を理解し、積極的に参加することが職員の行動にも反映する」という趣旨のもと、研修会では、当団体が活動する上での地域との関わり方や活動を継続していくためのポイントなどについて質問が集中しました。また、くわどり市民の森では、数年前から整備している「きのこ畑」の草刈りを行いました。背丈ほどに伸びたヨシやスゲを大鎌で刈っていきます。最初はどこまでも続く草原に引き気味だった皆さんですが、あっという間に刈り進んでいきました。「久々にいい汗かきました!」とにこやかに作業を終えました。

もりっちクラブ④~秘密基地作り~

7月の活動テーマは“自然の中のひみつ基地づくり”です。親子で自然の中に入り、森の手入れやひみつ基地づくりをします。まず「ロープワーク」の練習です。「巻き結び」と「もやい結び」の2種類をマスターしようと頑張りました。この結び方は、後のひみつ基地づくりや遊具の取り付けで役に立ちます。森の手入れでは、ノコギリを使って雪で押された枝や、細く混み合った木、ツルなどを切って、木の間に風が通るようにしました。この手入れで出た枝や葉っぱ、つるなどを組み合わせて、ひみつ基地作りに挑戦です。お昼休憩で手作りピザを食べあと、午後は基地に飾る看板を作りました。皆で板に絵の具で思い思いの絵を描き、最後に「もりっち」の文字を入れて完成です!基地に周りの木にはロープを結び、ブランコやターザンロープも作って遊びました。またツルでぐるぐる巻きになっていたこんもりしていたところを…つるや根っこ、切り株などを、綱引きをしながら力を合わせて剥がしていくと、見事な大岩が現れました!最後はこの大岩で記念撮影。本日一番のミッションでした!

新潟ろうきん定例活動⑧ 伐倒木処理とデッキ収納

今回は労金連合会の皆さんと新潟労金の皆さんが合同にて、市民の森で作業を行いました。継続的に整備しているネマガリタケの林を覆っているクリの大木を伐倒し、枝葉と幹の処理を行いました。細枝は平置きしてキノコの繁殖用に、太枝と幹はシイタケやナメコのホダ木として利用します。講師による「クリの大木・解体ショー」が一段落すると思わず拍手が沸き起こりました。伐倒した木を余すところなく使い分けることも、森を守るための重要な技術です。

木に登ってツルや枝を落とす
受口と追口を入れロープで引っ張る
見事、伐倒!
細枝を敷き詰めたキノコ畑

子どもたちにはキノコのコマ打ちやナメコの収穫のお手伝いをしてもらいました。もりもりデッキの解体と収納作業も無事に終わり、ご褒美は炭火でじっくり焼き上げたほくほくのヤキイモです。木々もすっかり葉を落とし、これから雪に覆われる市民の森ですが、整備した森の春の風景が待ち遠しいです。

キノコ(シイタケやナメコ)のコマ打ち作業
なめこの収穫。たくさん出ていました!
皆様ご協力ありがとうございました!

★↓番外編★

スキマ時間で木登りも!
お昼は古民家の囲炉裏で焼きおにぎりもできました★

新潟ろうきん定例活動⑦ 新入職員研修

今回は新潟ろうきんさんの新入職員11名が中心となり、市民の森の笹林の整備ときのこ畑の草刈りなどを行いました。慣れない大鎌、手鎌に手こずりながらも、手際よく作業を終え、その後シイタケやナメコのホダ木を設置しているキノコ畑へ移動しました。毎年、少しずつホダ木を追加していますが、今年はナメコが豊作で大きな株がいくつも収穫できました。シイタケは4年目にして初めて顔を出してくれて、「菌を打った人に報告しよう!」と写真に収めていました。周囲にはナラタケ(ヤブタケ)もたくさん出ていて、新入職員は森での初めてのきのこ狩りを楽しみ、ろうきん森の学校のフィールドを体感できたことと思います。

現地研修を終え、午後には室内で研修会を行いました。「ろうきんはNPOに何をどのように支援するべきか」という大きなテーマを掲げ、新人なりの思いと熱意溢れる議論が展開されていました。逆に私たちNPO側は、「ボランティアの皆さんが活動の意義を感じながら気持ちよく、継続して参加して下さる場を提供すること」に徹することが大切だと感じました。

 

新潟ろうきん定例活動③④ 森林整備と座談会

6月18日は新潟ろうきんの支店長や管理職、7月2日は役員の方々にお集まりいただき、「NPO団体としてのかみえちごの活動」について紹介しながら、今後の活動や目標、組織としてのあり方などについて意見交換を行いました。その後、市民の森できのこ畑や笹林などの草刈り作業を行い、4年目となる森の学校の継続的な取組みと成果について体感していただきました。単発的なボランティア活動ではなく、組織的に目標をもって活動に臨む姿勢が大切だと感じました。

 

 

新潟ろうきん定例活動・木道清掃と森林整備

今年度も新潟ろうきんの有志の皆さんによる「ろうきん森の学校・森林整備ボランティア」を計画しています。初回となる今回(4/23)は、ネマガリタケ林の整備と材木池周辺木道の清掃、キノコのコマ打ちなどを行いました。昨年度から行っているネマガリタケ林の整備では、支障木を切って搬出しました。これまで数回参加している人はノコギリの使い方にも慣れてきて、作業も手早く進み、すっきりとしたササ林となりました。「来月には、タケノコも顔を出すかな?」と、手入れの成果も楽しみです。

木道の清掃では、はりついた苔やたまった落ち葉などをスコップでかき出し、散策者が滑らないようにデッキブラシできれいにしました。

キノコ畑のシイタケはまだ顔を出していませんでしたが、毎年コマを打ってどんどん増えるホダ木を前に「数年分の歴史を感じるね。」とこれまでの活動を振り返っていました。5月下旬には中ノ俣で田植えの予定です。

ろうきん森の学校 ~プチきのこ狩り、ブナ林散策など~

11月初旬頃、去年・一昨年に菌を打ったナメコが一斉に顔を出していました。11月23日のろうきん森の学校では「まだ出てるかな?」と、期待半分で見に行きました。横たわるホダ木をよく見ると、数本のホダ木に美味しそうなナメコを発見!ほんのわずかでしたが、思わず笑みがこぼれていました。

半年間楽しませてもらった「もりもりデッキ」の撤収作業をお手伝いいただいた後、ブナ林散策へ出かけました。晩秋のブナ林はたくさんの葉を落とし、落ち葉のマットができています。一歩一歩踏みしめながら歩いていきました。

お楽しみの昼食では、中ノ俣で有志の皆さんが収穫したコシヒカリを、籾殻を燃料としてご飯を炊く「ぬか釜」で炊き上げました。「すごい香り!」「甘くて美味しい!」と大好評のぬか釜ご飯。ナメコたっぷりの味噌汁と梅干しなどのお漬物でより一層食が進みます。今年度の活動は今回で一区切りですが、「わら細工や漬物作りもやってみたい!」というお話しもいただいたので、森づくりとともにお楽しみ活動もぜひ来年度計画に組み入れてみたいと思います。

*おまけ↓*囲炉裏の火には、ついみんな集まりたくなりますね。子ども向けのマシュマロ焼きおやつだったのですが、大人だって楽しんじゃいますよ~(^0^)!

 

 

ろうきん森の学校・森林整備ときのこコマ打ち

10月の初旬から中旬、この時期お楽しみといえばヤブタケ(ナラタケ)ですが、今年はほとんど見かけることがなく、残念ながらきのこ狩りはお預けとなりました。今回は新潟ろうきんの若手の皆さんが参加し、ネマガリタケ林の整備の続きと、きのこのコマ打ちを行いました。7月に整備を始めたネマガリタケ林ですが、まだまだ奥が深く、ツルも多く巻き付いています。灌木や余分な竹を切り出し、すっきりとした林にしました。

シイタケとナメコのコマ打ちは今年で3年目になります。昨年、ナメコが発生し、今年も今か今かと楽しみに待っています。講師の石川正一さんからは、「このシイタケのホダ木は皮をめくるとちゃんと白い菌が入っているから、100%出てくるよ!ナメコの菌は黄色っぽいんだけど、これもちゃんと入っているよ。」と太鼓判を押していただき一安心。じっと待つのも、自然との付き合い方なのだな、と感じました。

お昼時にはヤブタケ汁とほかほかご飯をいただき、ちょっとのんびりタイム。もりもりデッキやササユリの丘は、休憩タイムには欠かせない憩いのスペースとなっています。

作業の合間には、ろうきんの皆さんと地元講師の皆さんが和気あいあいと話をする場面も見られました。作業を共にして、時と意義を共有し、充実したひとときを過ごせたのではないかと思います。

 

雪の中ノ俣古道を歩く

2月に入り、積もった雪が固く締まってくると雪の上を歩きやすくなります。今回は、棚田のある中ノ俣地区からくわどり湯ったり村までの峠越えのコースを歩くツアーを実施しました。26名が参加し、ガイドは石川正一さんです。まずは「山かんじき」の履き方を教わりました。今回使用したのは、中ノ俣の方がビニールパイプで作ってくれた特製山かんじきですが、昔ながらのこの地域の山かんじきは「アブラチャン」という木で作ります。でも形や機能は全く一緒。楕円形でかかとの部分がちょっと上がっていて、両脇に木で作った「ツメ」という滑り止めがあります。平場で使うカンジキとは形もずいぶん違うのですが、山ではこの形が機能的!ということなのですね。

つま先と足首はひもでしっかり固定しますが、かかとは浮きます。

連日の大雪で積雪は3m以上、新雪が1m以上積もっている状況でしたが、当日は穏やかな晴天に恵まれました。まるで春のような陽気のなか、海前峰や遠くは米山を望みながら太夫峠を越え、約5㎞の道のりを参加者全員が完歩しました。

尾根から遠くを臨む
連なって新雪を歩く。横切る足跡は先客の動物たち!
林の中を抜けるコースも気持ちよい!

令和2年度は、こちらのコース以外にも中ノ俣周辺の古道をいくつか開拓しました。季節に応じていろいろな楽しみ方ができる散策道が増えて、トレッキングの幅が広がりました。早速、4月3日には「春の中ノ俣古道を歩く」と題して、中ノ俣城趾や牧場跡地、ブナ林、棚田などを巡るツアーを実施します。また、6月から10月までは3回連続シリーズの「春日山場への山越えを歩く」ツアーも新たに加わります。ぜひ四季の中ノ俣古道をお楽しみください!