ろうきん田んぼの稲刈り・ハサかけ

5月に新潟ろうきん有志の皆さんに植えていただいたコシヒカリは収穫時期を迎え、中ノ俣の方からは「とてもよく実っているね。」とお褒めの言葉をいただきました!お集まりいただいた方の「稲刈りは初体験」という方もいましたが、経験者のアドバイスを受け、さくさくと稲が刈られていきました。稲をまるける(束ねる)作業はなかなか難しいのですが、コツをつかんだ女性軍がテンポ良くまるけてくれました。

稲運びは重労働ですが、ロープを使いたくさんの稲束を一気に運びます。

八段もあるハサに稲をかけていく作業では、「いくよ~!」と声を掛けながらコントロール良く稲を投げて、ハサに登っている人が上手くキャッチしていました。講師から「八把で約一升のお米がとれる」というお話しを聞き、黄金色の稲が並んだハサの前で「今日刈った稲でどれくらいの量のお米になるのかな?」と美味しいお米が食べられるのを楽しみにしていました。また、「今度はわら細工にも挑戦してみたい!」という方もいたので、米の副産物のワラで、ものづくりにも挑戦してみたいと思います。

 

棚田学校・稲刈りとハサかけ

爽やかな秋晴れとなった9月19日に棚田学校の稲刈りを実施しました。黄金色の稲は頭を垂れ、実りも上々です。田植えの時は4~5本の細い苗だったのですが、稲刈りの時には片手でしっかりつかめるくらいの束になりました。今回は全て手刈りになるので、鎌での稲の刈り方、刈った稲の束ね方(この地域では束ねることを「まるける」と言います)を教わり、それぞれの田んぼの稲刈りに挑戦です。

稲の束ね方を教わります
稲刈りスタート!がんばるぞー!

鎌で稲を刈る「ざくっ!」という音を聞くと、「ああ、この瞬間のためにがんばったんだなぁ」と感無量です。地域の方々は、腰に昨年のわらを付けて、それをヒモ代わりにして稲をまるけます。刈りながらまるけるのがプロですが、慣れない私たちは、まず刈った稲を畦に並べてからまるけました。まるける時に稲束をくるっと回すのですが、これがとっても難しい!束が緩んでしまったり、回すときに稲をバラバラにしてしまったりと、コツをつかむまでが大変でした。

どんどん刈ります。順調・順調!
稲をまるけるは難しいけど、がんばりました!

一人ではなかなか進まない作業も、みんなで取りかかればどんどん進みます。何とか午前中に稲刈りを終了することができました。

刈る人、束ねる人の協力作業!
やっと刈り終わりました~!

稲刈りはこれだけでは終わりません。刈った稲を乾燥させるために「ハサ木」に掛ける作業を「ハサかけ」といいます。刈った稲をハサ木まで運ぶのも重労働!抱えたり、担いだりして実った重い稲を頑張って運びます。

ハサ木までLet’s go

先月組んだハサ木は、多いところで7段くらいあります。下から順番に稲を掛けていき、手が届かなくなったら上の段に登って稲を掛けます。どんどん登っていくと稲を手渡しできなくなるので、下にいる人は稲を投げ上げます。上手に投げないと上の人がキャッチできないので、投げる人の技も重要ですね。子ども同士でも声をかけながらどんどんハサに稲を掛けていきました。

青空に稲が舞います!

子どもたちはハサに登るのが楽しかったようで、ハサかけ作業はどんどん進み、みんなで記念撮影です!順調に乾燥すれば10日から2週間ほどでハサから稲を下ろして、脱穀となります。お味見はもう少し先ですね。お楽しみに!