中ノ俣 角間用水清掃

(2024.6.23) 地元の方々と棚田学校の有志の皆さん、かみえちごスタッフの協働作業にて、用水の草刈り作業を行いました。あいにくの雨模様でしたが、用水を覆い隠すように繁茂した草を、刈払機や鎌で刈りながら、用水がつまらないように草をさらげていきました。用水の取水を止めて作業を始めたのですが、途中から強まった雨が用水に流れ込み、勢いよく流れていきました。途中、草が詰まっていたり泥がたまっていたりすると、そこで水がたまってしまい用水から溢れだしてしまうこともあります。また、その溢れた水が土手の土を洗い流して穴を開けてしまったり、用水を決壊させてしまうことも。用水の水管理や掃除をしていると、「水は田を潤す恵みでありながらも管理を怠ると危険要素にもなる」、ということを強く実感すると同時に、この大切な角間用水の歴史ももっと知りたいな、と感じました。

 

第21期 棚田学校 第3回「タノクサ取り・アゼクサ刈り」

(2024.6.16) 田植えからおよそ1ヶ月、稲も元気に伸びています。田んぼの中の雑草(タノクサ)も稲と競争するように顔を出していますが、それより勢いがいいのは畦の雑草(アゼクサ)です。タノクサは、稲の株周りを一株ずつ手でかき混ぜるようにしてガス抜きをしたり雑草を絡め取ったりします。アゼクサは鎌で刈り取りますが、効率よく疲れずに刈るには、「良く切れる鎌を使う」ことが大前提です。休憩がてら鎌研講習を行い、切れ具合を確かめながら作業を進めました。今年2年目の方々は、「鎌も上手く研げたし、今年はきれいに早く刈れました!」と、ステップアップを実感していました。午後からは電柵張りを行い、害獣対策もバッチリです。子ども達は、田んぼの生き物調査を行い、稲の他にもいろいろな動植物を育んでいる田んぼの環境に関心を持って遊び回っていました。

 

 

ろうきん森の学校 ~森の整備ボランティア~

(2024.6.15)  今回は新潟ろうきんの有志が集まり、市民の森のネマガリタケが生える笹薮の整備を行いました。笹薮の中の混み入っている所を間引きしたり、中に生えている「かん木」を切っていきます。腰をかがめてやっと入ることのできる笹薮でしたが、皆でノコギリを手に真剣に作業していくと、1時間ほどで日が当たり、風が通り抜けるようになりました。お昼はネマガリタケを使った「タケノコ汁」を堪能し、質問タイムを交えながら講師やスタッフと交流を深めました。午後は、講師の石川さんに里山の歴史や暮らしでの活用法などの解説を聞きながら森を散策しました。来春にはタケノコ林整備の成果を見に、ぜひまた訪れてほしいです。

 

 

ろうきん森の学校 岐阜地区との技術交流研修会

(2024.6/6,7) 「ろうきん森の学校」で活動を共にする、岐阜地区の皆さんにお越しいただき、市民の森のキハダの木を使った「グリーンウッドワーク(生木からのもの作り)研修」を行いました。1日目は、樹齢27年ほどのキハダを伐倒し、皮をはぎ、木部を使って木べらを作りました。外皮だけを削る、という作業が難儀でしたが、センという刃物で木を削っていると、皆集中して静かな時が流れていきました。2日目には、キハダの葉を使って草木染めを行いました。講師から「自然の色をいただく」という視点や、葉から採れる色も単色ではなく、煮る時間毎に違う色が採れるなど、実践にも役立つ多くの知識を学びました。キハダの葉で染めたTシャツは目も覚めるような黄色で、絞り模様もそれぞれでとても楽しめました。今回の受講者は市民の森および環境学校のスタッフでしたが、それぞれの施設で今回の研修をプログラム内容に反映していきたいと思います。

 

もりっちクラブ③「森探検、カレー作り、桟橋塗装」

(2024.6.2) 今回は初夏の自然を感じ、楽しもう!ということで、森のお散歩をしました。管理棟から出発し、ひし池の中の生き物観察や、登りやすい木を使って木登り遊びなど、自然を満喫しながら散策をしました。昼食はアウトドアの定番カレー作り!みんなで協力して、美味しいカレーを作ることができました。午後は市民の森のお手伝いとして、ひし池の桟橋に使う板材のペンキ塗り作業をしてもらいました。2mの板が40枚ほどありましたが、みんなで手分けをすれば早い早い!1時間ちょっとで全部塗り終わり、大変助かりました!後日、これを桟橋の床板にし、無事桟橋が完成しました。最後は自作のクロモジ茶や桑の葉茶で一服をし、解散しました。 観察して楽しんでいました。

 

ちょいワラ体験会 ~(小玉)スイカ入れ~

(2024.6.2) 4月から取り組んできた「砥石袋」の応用で、持ち手付きの〝スイカ入れ〟を作りました。本来は四合瓶入れなので、小玉スイカサイズです。縄を編んで作りますが、持ち手部分は「四つ編み」で、胴部分を「七宝編み」で作ります。「四つ編み」はしっかりとしたベルトのようになり、「七宝編み」は美しい網目模様になります。4本の縄からどうやってこの形になるんだろう?と、とても不思議でしたが、皆でテキスト本とにらめっこしながら(笑)、一つ一つの編み目を丁寧にそろえて編んでいきました。最後に底の部分を編み閉じて完成です。作っている時はあまり分からないのですが、中に物を入れると、その模様の美しさが引き立ちます。「メロンを入れよう!」「ハンギングバスケットでもいける!」と、使い方も様々です。実用的な作品は、ぜひ生活の中に取り入れて楽しんでいただければと思います。

もりっちクラブ② 「竹の子採りと森林整備」

(2024.5.12)今回は、先月整備した管理棟下のミョウガ畑横を更に切り進める作業からスタートしました。先月と合わせて15mほど奥まで拓くことができ、これから活用してきたいです。その後は「ネマガリタケ」を採りに行きました。みんなで笹薮に潜り、あっという間にカゴいっぱいになりました。お昼のクッキングは、「たけのこ汁」と「ホイル焼き」です。汁には、上越風に「サバ缶」を入れました。午後は「池の生き物観察」をしました。みんなでタモ網を持ち、管理棟横の「ひし池」へ向かいました。おたまじゃくし、アカハライモリなどの両生類や、トンボのヤゴなどの水生昆虫類を観察することができました。自分の家の周りでは見ることのできない生き物だ!と観察して楽しんでいました。

ろうきん森の学校「田植えボランティア」

(2024.5.25)今回の田植えには、新潟ろうきんおよび東京の労金連合会の方々にご参加いただきました。昨年と同じ、2枚の田んぼにコシヒカリを植えましたが、人数も多く、さらに何年か続けてご参加の方もいて、とても手際よく丁寧に植えていただきました。初めての方にとって、植えることよりも難しいのは「田んぼの中の移動」のようで、田んぼ長靴を履いていても「足が抜けない!」と身動きがとれなくなる人が多かったです。美味しいお米を育てるのも大事なのですが、棚田で耕作することで周辺の環境や景観が守られている、ということを理解するのも大切なことです。秋の収穫まで、季節により表情を変える棚田を楽しみながら、田の草と戦いながら(笑)、稲の生長を見守りたいと思います。

第21期 棚田学校 第2回「田植え・畦の草刈り」

(2024.5.19)ちょっと肌寒さを感じる日でしたが、時折青空ものぞく田植え日和となりました。10名以上の団体もおり、たくさんの人が集まった棚田はとても賑やかになりました。2年目以上の皆さんは、慣れた手つきでビビラで線を引き、スイスイ苗を植えていきます。今年初めてご参加の方々は、膝下まで埋まる田んぼに身動きがとれず、ビビラを持って歩くだけでも一苦労です。それでも1人1人の作業量に合わせた小さな田んぼには、整然と苗が並び、植え終わると達成感があります。ちょっとヒマを持て余した子ども達は「レンコン植え」を手伝いました。水を張った田んぼに穴を掘り、地域の方に分けていただいたレンコンを深く植えます。レンコンが浮いてこないように、深植えするのがポイントだとか。ちょこんと葉っぱが顔を出しているレンコンですが、夏には花を咲かせてくれるかな?お米以外のいろいろなお楽しみも、棚田の魅力ですね。

 

ちょいワラ体験会「砥石袋・再挑戦」

(2024.5.6) 5月より、横畑の「ちょいワラ工房」にて体験会を実施しています。4月に作った砥石袋ですが、「どうも納得がいかない!もう1回作りたい!」ということで、リベンジとなりました。作り方はあまり難しくはないのですが、縄の太さ、よりのかかりかたなど、ちょっとしたことで大きさや形が変わってしまいます。2つめ、3つめを作っていくと、ようやく「ここで・こうする」が分かってきます。お互いにコツを教え合い、共有することで、「みんなで作り上げた砥石袋」ができました。6月には、砥石袋の応用編で「持ち手付きのスイカ入れ」を制作する予定です。「小玉スイカ用かな?大玉入るかな??」と、もうすっかり夏気分です。季節に合わせた作品作りも楽しみの一つですね。