第21期 棚田学校 第5回「ハサづくり・アゼクサ刈り」

(2024.8.25) 先月から作業時間をフレックスタイムに変更し、朝早くからアゼクサ刈りを始めています。早朝の田んぼはすがすがしく、とても気持ちよく作業ができました。今回は、9月に刈る稲を干すための「ハサ」を作りました。このハサづくりのために、ハサの古い縦木を入れ替え、準備万端です。ハサの下部から、横木となる竹を縦木にヒモで縛っていきます。 竹を抑える人、ヒモを切る人、縛る人、それぞれ分担して進めました。ヒモを緩みなくしっかり縛ることが重要です。時々、講師に「こんなんじゃハサから落っこちるぞ!」とダメだしされながらも、何とか予定通りにハサを作り終えました。お昼には新築の第2展望台で子ども達がスイカ割りを楽しみ、皆でみずみずしいスイカをいただきました。9月の収穫を楽しみにしています!

 

ちょいワラ体験会 ~青ワラで自由創作~

(2024.8.24) 8月10日に、中ノ俣の棚田で育てていた古代米のワラを青田刈りしました。深い田んぼに足を取られ、一苦労でしたが、おかげさまで無事収穫でき、乾燥後の青ワラはパリッと張りがあり、とても良い香りがします。今回はその青ワラを使い、それぞれ自由創作活動を行いました。小学生も2名参加してくれましたが、なわないも上手にこなし、また本を見ながら熱心に根気よく作品作りに取り組んでいました。青ワラは穂の軸がないためとても柔らかく、縄にしてもしなやかです。その柔らかさを活かして、コースターや鍋敷きにしたり、飾りに仕上げたりしました。毎年12月には、この青ワラを使ってしめ縄やお正月リースを作りますが、「今年は宝船にも挑戦しよう!」と、意気込んでいます。お楽しみに!

 

 

第5回もりっちクラブ ~川遊び、BBQ~

(2024.8.18) 今回の活動は、夏休みのお楽しみイベント「川遊び」と「BBQ」です!朝集合したときから子どもたちはみんなソワソワ、早く泳ぎたそうにしています。水着に着替えを済ませ、自分の身体に合うライフジャケットを着用したら、まず遊ぶ前に、遊んでいい範囲や遊ぶ時に気をつけることの約束を確認しました。川に入ると、浅い所でバシャバシャしたり、深い所に飛び込んだりと、思い思いに川遊びを楽しみました。ペットボトルで水鉄砲を作ると、それで白熱した水掛け合戦をしました。お昼はみんなでBBQ!肉や野菜をモリモリ食べ、スタミナをガッツリ補給しました。午後も引き続き川遊びを楽しみ、夏の思い出を作りました。

 

 

もりっちクラブOP ~ライトトラップ~

(2024.8.4) 昨年も好評であった「ライトトラップ」を、今年も実施しました。はじめに、ライトを点けるとなぜ虫が寄ってくるのか?や、最近のライトには虫が寄ってきにくいのか?など解説、そして注意事項の確認をしました。そして暗くなってきた所でライトを点け始め、飛んできた虫を捕まえて観察しました。川辺からは川虫であるカワゲラやトビケラ、周りの山林からはコガネムシやカブトムシ、クワガタムシ、そして多種のガなど、たくさんの虫を観察することが出来ました。子どもたちは楽しんだり怖がったりと様々な反応を見せ、虫の観察をしていました。

ろうきん森の学校「フィールド体験&エンジョイ上越」

(2024.7.27) 今回の活動は、「家族で上越を楽しもう!」という1日プログラムで、その午前のプログラムとして、くわどり市民の森に来て楽しみました。初めて来たという方も多く、くわどり市民の森のお話や、かみえちごとろうきんの関わりなどのお話をしました。その後は、フィールド散策班と管理棟周辺で遊ぶ班に分かれ、それぞれ活動をしました。子どもたちはマシュマロ焼き体験が気に入ったらしく、またやりたいと言っていました。今回を足がけに、また何回も市民の森を利用してくれると嬉しいです。

 

 

第21期 棚田学校 第4回「タノクサ取り・昼食交流会

(2024.7.21)先月、きれいに草刈りした田んぼの畔には、また雑草が元気に伸びてきました。もちろん、それに負けないくらい田んぼの稲も水面を隠すほどに大きくなり、8月初旬の出穂が楽しみです。今回は「フレックス作業」ということで、朝早くからの作業も可能にしました。暑い日差しをさけ、涼しい時間帯に作業を行い、お昼はしっかり休憩!ということで、4月からこれまでの作業を振り返り、皆さんから一言、感想をいただきました。「春に植えた小さな稲がぐんと大きくなってびっくり!」「切れる鎌で草刈りすれば作業がはかどる」「用水清掃に参加して、田んぼに水が来るのは大変なことだと分かった」など、労を分かち合いました。昼食は環境学校にて笹寿司やくじら汁を堪能し、暑さと心地よい疲れが癒やされました。また、角間の棚田には第2展望台が増設されました。ぜひ夏の棚田にもお寄りください!

もりっちクラブ④ ~ひみつ基地作り看板作り~

(2024.7.7)今回は、ひみつ基地作りともりっち看板作りを行いました。管理棟下の広場に、森林整備をした時に切った木や枝がたくさんあり、それらをみんなで仲良く使おうねと約束をし、ひみつ基地を作り始めました。切ってそのまま脇に寄せてあったものを、枝を落としたり使いやすい大きさに切ったりし、立木を上手く利用し空間を作っていきます。遊具作りをする子もいて、ターザンロープやミニジップラインを作り、何回も遊んでいました。

お昼はピザ焼き体験!自分で生地に具材を盛り付け、焦げないように窯で回しながら焼いていきます。焼き上がった熱々ピザを頬張り、ニコニコ笑顔で出来栄えを味わっていました。

午後はもりっちの看板作りと(突発的に)水遊び。板に絵の具で看板を描き、乾いたらもりっちの活動場所に飾る予定です。水遊びは山水ホースから出るつめたーい水をかけっこ、ビチャビチャになりましたが暑い日だったのでとても気持ちよさそうでした。

ちょいワラ体験会 7月報告 ~ラベンダーバスケット~

(2024.7.7) 7月は初夏に香るラベンダーを利用した「ラベンダーバスケット」を作成しました。ラベンダーバスケットは、ラベンダーの束の茎部分を麻ヒモで編んで仕上げる手のひらサイズの飾りです。乾燥させたラベンダーを使うのですが、それを摘んで乾燥させて使える状態にするのも一苦労です。講師の春原さんには多くの材料をご提供いただき、部屋中に広がる香りに包まれながら話も弾みました。33本のラベンダーを3本ずつ麻ヒモで編み込んでいくというとても細かい作業にちょっと手こずりましたが、小さな花かごのラベンダーナスケットの他に、カラフルなリボンで編み込んだ「ラベンダースティック」もかわいらしく仕上がりました。お部屋に飾ってもかわいらしいのですが、車に置くのもオススメです。「稲わらバスケットもできるのでは!?」と新たな作品への意欲もわいてきました。

中ノ俣 角間用水清掃

(2024.6.23) 地元の方々と棚田学校の有志の皆さん、かみえちごスタッフの協働作業にて、用水の草刈り作業を行いました。あいにくの雨模様でしたが、用水を覆い隠すように繁茂した草を、刈払機や鎌で刈りながら、用水がつまらないように草をさらげていきました。用水の取水を止めて作業を始めたのですが、途中から強まった雨が用水に流れ込み、勢いよく流れていきました。途中、草が詰まっていたり泥がたまっていたりすると、そこで水がたまってしまい用水から溢れだしてしまうこともあります。また、その溢れた水が土手の土を洗い流して穴を開けてしまったり、用水を決壊させてしまうことも。用水の水管理や掃除をしていると、「水は田を潤す恵みでありながらも管理を怠ると危険要素にもなる」、ということを強く実感すると同時に、この大切な角間用水の歴史ももっと知りたいな、と感じました。

 

第21期 棚田学校 第3回「タノクサ取り・アゼクサ刈り」

(2024.6.16) 田植えからおよそ1ヶ月、稲も元気に伸びています。田んぼの中の雑草(タノクサ)も稲と競争するように顔を出していますが、それより勢いがいいのは畦の雑草(アゼクサ)です。タノクサは、稲の株周りを一株ずつ手でかき混ぜるようにしてガス抜きをしたり雑草を絡め取ったりします。アゼクサは鎌で刈り取りますが、効率よく疲れずに刈るには、「良く切れる鎌を使う」ことが大前提です。休憩がてら鎌研講習を行い、切れ具合を確かめながら作業を進めました。今年2年目の方々は、「鎌も上手く研げたし、今年はきれいに早く刈れました!」と、ステップアップを実感していました。午後からは電柵張りを行い、害獣対策もバッチリです。子ども達は、田んぼの生き物調査を行い、稲の他にもいろいろな動植物を育んでいる田んぼの環境に関心を持って遊び回っていました。