雪の棚田散策会

(2024.2.18)棚田学校に参加の皆さんと一般の方との合同で、雪の棚田を歩く散策会を実施しました。雪は少なめでしたが、山かんじきを履き、林を抜け、棚田をぐるっと一周するコースを巡りました。汗ばむほどの晴天に恵まれ、動物の痕跡を見つけたり、景色を眺めたりしながら楽しく歩くことができました。午後はちまき作りに挑戦です。ちまきはササを2枚使って作るのですが、1枚目のササをろうと状に巻くのが難しかったようです。2枚目のササでフタをして、最後にヒモをかけるのがもう一苦労!棚田のもち米をぎっちり詰めたちまきを一人5個作り上げました。手早く作業が進んだので、おまけでミニわら細工体験も追加し、棚田の景色と資源(米・ワラ)を存分に楽しんでいただきました。

第20期 棚田学校「畔ぬり(畔直し)と餅つき」

(2023.11.19)稲刈りもハサ解体も終わった田んぼはちょっと寂しい風景となってしまいましたが、今回は来春に備えて、低い畔を塗り直す作業を行いました。畔ぬり鍬(くわ)やスコップでカブツ(稲刈り後の株)を土ごと掘り起こし、畔にひっくり返して積んで、叩いてならします。田んぼにはまだ水があるので足元が悪く、なかなか作業は進まなかったのですが、畔を修繕した田んぼは、ちょっときれいになって喜んでいるように見えました。作業後はお楽しみの餅つきです。当団体で栽培している「アクデン」というもち米を杵と臼でつき上げて、おろしもち、きなこもち、ゆず味噌にていただきました。ゼンマイ入りのお雑煮も堪能し、ちょっと早いお正月気分を味わいました。

第20期 棚田学校「ハサはずしと側溝清掃」

(2023.10.29)籾すりも無事終わり、今年の収穫はまずまずでした。あの夏の暑さから考えれば、上出来!と、ほっと胸をなで下ろしています。美味しいお米に育ててくれた田んぼに感謝しながら、夏に組んだハサを壊して竹を立てかけ、田を潤した水が流れる側溝を掃除しました。側溝掃除では子ども達も大活躍です。側溝脇の草を刈ったり、刈った草を集めて運んだり、時折小雨が降る中、1時間半程度の作業を終えました。その後は、お楽しみの「新米会」です。新米をメインに、ご飯のお供を持ち寄り、秋の味覚きのこ汁を堪能しました。「刈り上げ祝い」ということで、多くの実りに感謝しながら、これまでの作業の苦労やこれからの抱負などを語り合いました。

ろうきん森の学校「稲刈りとハサかけ」

(2023.9.23)ろうきん森の学校として角間の棚田で米作りをして5年目になり、新潟ろうきんの有志のみなさんの中でも稲刈り経験者が増えてきました。いつものことながら深い田んぼに足を取られつつも、手際よく稲を刈っていきます。今回は「稲まるけ」も上手にできる人がいて、作業がはかどりました。そして大人数のいいところは、「稲運びリレー」ができること。田んぼとはさ場をつなぐあぜ道はぬかるんでいて滑りやすい坂なので、稲を抱えて(または背負って)何往復もするのは重労働です。はさ場まで1列にならび、稲束をどんどん手渡ししていくと、人は移動せずに稲だけがベルトコンベアーに乗ったかのように運ばれていきます。大人数のパワーと実りの秋を感じながら、ハサの前で記念撮影をしました。

第20期 棚田学校「稲刈りとハサかけ」

(2023.9.17)米作りの醍醐味、待ちに待った稲刈りを行いました。9月に入っても残暑が厳しく、暑い中での稲刈りになりました。春から手をかけて育ててきた稲を鎌でざくっと刈り取って、その重みを感じた瞬間、苦労が報われたなぁ、とうれしく感じました。稲をまるけるのが大変ですが、その稲をハサ場まで運ぶのも一苦労です。大きな束を抱えて運んだり、家族でリレーして運んだり、それぞれ工夫しながら作業を進めました。ハサかけでは子どもたちも大活躍!大人が投げる稲束をしっかりキャッチして、手際よくハサに架けていきました。ハサのカーテンが完成すると、思わず拍手!2週間ほどハサにかけて乾燥させてから、脱穀・籾すりを経て、新米をいただくのはちょっと先ですが、楽しみに待ちたいと思います。今回の作業は、棚田サポーターの方々にも多くのお手伝いをいただきました。ありがとうございました!

第20期 棚田学校+ろうきん森の学校 「ハサ作りとアゼクサ刈り」

(2023.8.27)暑い日が続いたので、田んぼの水不足が心配されましたが、幸いにも用水の水は涸れることなく、稲は無事穂をつけ、そろそろ黄色い穂を垂れる頃となりました。今回は9月の稲刈りに向けて、稲を干す「ハサ」を組みました。横木となる竹を段々に組んでいきますが、長い竹を支えながら、縦木と横木をヒモで結んでいくのは重労働です。今回は新潟ろうきん有志の方々にもお手伝いいただき、声を掛け合いながら、チームワークで作業がどんどん進みました。その間、子ども達は用水沿いに畦の草刈りをしましたが、初めてサワガニを見つけて大騒ぎ!用水の水の冷たさを感じながら、棚田を見下ろして景色を楽しんでいました。午後は暑い中でのアゼクサ刈りでしたが、3回目の草刈りなので、皆さん要領よく作業を進めていました。これで9月の稲刈りの準備は万端です! 9月は稲刈りサポーターも大募集です。ぜひご協力よろしくお願いいたします。

ちょいワラ体験会⑤~青田刈りと青ワラで自由創作~

(2023.8.13.26)今年は今年はお盆の8月13日青田刈りを行いました。例年通り暑い盛りの青田刈りですが、しっかり真っ直ぐ伸びた青ワラは風になびき、長さも質も上々でした。すぐに機械乾燥をしてパリっと乾いた青ワラは、本当に香ばしく良い香りがします。26日には、ちょいワラ体験会にて早速青ワラを使った作品作りを行いました。初物の青ワラは、叩かなくても柔らかいのですが、縄をなっているとシャリシャリと良い音がします。香りも音も楽しみつつ、ついおしゃべりも弾んでしまうのも、ちょいワラ体験会のいいところです。定番のコースターや鍋敷きのほか、縄に布を編み込んだり、縄を壺型に形成したり、同じ材料を使っても、いろいろなアレンジが広がります。作品にドライフラワーなどを組み合わせると、一層青ワラの色が引き立ちます。冬に青ワラでのしめ縄やリース作りが待ち遠しいです。

 

棚田学校④~アゼクサ刈りと昼食交流会~

7月には田んぼの稲も水面を隠すほどに大きくなり、8月初旬の出穂を楽しみに待っています。一方、「先月キレイに草刈りをしたのに!」という悲鳴が聞こえそうなくらい、梅雨明けの日差しを受けてぐんと大きくなった畦の雑草(アゼクサ)は伸び放題です。今回は、暑い日差しの中でしたが、アゼクサ刈りに集中して作業を行いました。前回、「切れる鎌は作業が進む!」と体感した棚田学校の皆さんは、「マイ鎌・マイ砥石」にて、家族で協力・分担しながら効率よくアゼクサを刈っていました。子ども達は草刈りの他にも、熊手で草をかき集め、草運びのお手伝いです。2時間弱の作業でしたが、午前中の作業を終えた皆さんの表情は暑さにもかかわらず晴れやかでした。それもそのはず、午後はお楽しみの昼食交流会です!笹寿司と鳥汁をメインに、皆さんの一品持ち寄りにて、作業の疲れを忘れて楽しみました。子ども達はスイカ割りに興じ、パッカーンと見事に真っ二つに割れたスイカは、夏の味がしました。

新潟ろうきん定例活動②~タノクサとりと用水清掃~

今回は新潟ろうきんの有志が集まり、タノクサ取りを行いました。「素足で田んぼに入るのなんて、久しぶりだな!」と、泥の感触に戸惑い気味の皆さんでしたが、一株ずつ丁寧に土をかき混ぜていきました。「中腰が中年にはツライ!」と苦笑いしながらも、あっという間に田んぼを縦断し、草に隠れていた稲の列が復活していました。「先月植えた苗が、もうこんなに大きくなっているんだね。」と、稲の生長を実感していました。合わせて、田んぼに水を届けてくれる「角間用水」の草刈り作業もお手伝いいただきました。7月以降、水を湛えた田んぼで稲もぐんと生長します。秋の稲刈りが今から楽しみです。

棚田学校③~タノクサ・アゼクサ~

田植えからおよそ1ヶ月、稲もすくすく伸びていますが、田んぼの中の雑草(タノクサ)も稲に負けじとあちこちに顔を出し、畦の雑草(アゼクサ)も元気いっぱい伸び放題です。タノクサは稲の株の回りを一株ずつかき混ぜるようにして雑草を絡め取ります。最初は素足で田んぼに入るのを怖がっていた子ども達も、今回は率先して田んぼに入ってタノクサ取りを手伝ってくれました。また、アゼクサ刈りでは、棚田学校のご家族に鎌と砥石を貸与し、鎌研講習で切れ味抜群の手鎌を仕上げました。草刈りは重労働ですが、切れる鎌での作業は効率がぐんと上がります。「休憩がてら鎌を研ぐと一石二鳥!」ということで、畦もすっきりさっぱり、きれいになりました。午後からは田んぼをイノシシなどの獣害から守るための電柵張りを行い、梅雨時期の作業を無事終えました。