ふれあいの森散策道・はしごかけ

くわどり市民の森の奥には、鏡池(かがみがいけ)という池があり、そこへ続く道を「ふれあいの森散策道」といいます。その散策道は深い沢を2本横切るので、そこにははしごをかけて散策者が通りやすくするのですが、はしごは11月から5月までは取り外してあります。NPO法人木と遊ぶ研究所の皆さんにご協力いただいて、毎年5月に入ると2つの沢にはしごをかけに行きます。防腐処理してあるはしごは結構重たいです。

沢は毎年、融雪で崩れたりして形が変わってしまいます。どこにはしごをかけたら安全に通過することができるかを見極め、はしごが動かないように杭を打ちます。岩山なので、杭がなかなか入らないことも。

近くの木にロープで固定して完成です。鏡池までのトレッキングツアーなどで多くの方が感謝しながら渡るありがたいはしごです。もしかしたら、森の動物たちも使っているかもしれませんね!

第2回棚田学校・田植え

曇り予報に「そのうち晴れるよ」とやる気満々で始めた中ノ俣・角間の田植え。予想に反して小雨が降り続いていました。我が家族の田んぼは、3人の子どもが1枚ずつ「自分の田んぼ」を管理できるようにと、3つの小さな田んぼを借りています。まずは、ビビラで田んぼの中に線を引く作業を教えてもらいました。子どもたちも小さいビビラで頑張って線を引いていきます。深い田んぼなので、歩くのも精一杯。転ばないように慎重に・慎重に・・・!

続いて、苗の植え方を教わります。苗を3~4本とって、指の第一関節が埋まるくらいの深さまで、そっと泥の中に苗を入れます。次の苗との間は20cmくらい。それを線に沿ってまっすぐ植えていきます。ところが3~4本がいつの間にか10本くらいの大束になったり、線の上に植えるはずがどんどんはずれて2列が3列になったり・・・それでも子どもたちは自分の田んぼを自分のペースでしっかり田植えをしていきました。

最後は自分が植えた田んぼと一緒に記念撮影!雨と寒さでちょっぴり元気がないですが、「どれだけお米がとれるかな~!?」と今からわくわくしています。その前に、田んぼの畦の草刈りと、田んぼの草取りが待っているよ!秋まで自分の田んぼをかわいがってね!

 

かわいくて美味しいモノ

畑作業をしていたら、白い鈴のようなかわいい花がたくさん咲いていました。夏頃に紫の実がついて甘酸っぱいモノ・・・ブルーベリーです!

数年前に畑の周りに植えたものですが、今年は花が鈴なりでよく目立ちます。ブルーベリーはジャムにしたり凍らせて食べたり、楽しみ方がいっぱい!平左衛門カフェのメニューにも登場します。畝作りや草刈り作業の合間に目を楽しませてくれました。

作業の合間の一休み

ササユリの丘ともり森デッキ

先日、日よけを作った市民の森のデッキの横に、こんもりとした丘があります。「ここを整備して散策道や休憩場所を作ったらいいね!」ということで、5月はここを中心に整備を進めています。まずは丘に上がる登り口と降り口がわかりやすくなるようにと、斜面を削って階段をつけました。

続いては、まぶしく芽吹いた木々を剪定・除伐します。雪で折れかかった枝や、ひこばえで混みすぎている枝などを整理し、見通しがよくなるようにしました。数年かまわずにいた木々には、アケビなどのつるが絡みついて、幹を締め付けていました。痛々しい・・・!

つるも取り払って、すっきりした丘をよく眺めてみると、なんと昨年まで数本しかなかったササユリの株が、10株以上もあるのを発見!手をかけて愛でていると、いろんなことが見えてくるんですね。今はまだ葉っぱだけですが6月にはきれいな花を咲かせてくれるでしょう。

作業の後に、「この丘やデッキには名前がないので、作業の話をするときに分かりづらいんだよね。何か名前をつけよう!」ということになりました。あれこれ考えましたが、やっぱり今日のヒット・ササユリから「ササユリの丘」はいかがでしょう?それからウッドデッキは、「もり森(もり)デッキ」!「ろうきん森の学校」の森と、もりもり元気に!盛りだくさんで!盛り上がろう!との意味を込めてみました。このエリアで皆さんに楽しんで活動してもらえるように、さらに整備を進めていきます!

母の日に

今年の母の日の夕食時に、子どもが持ってきてくれたのはペットボトルの花瓶に挿した色とりどりの花々。「全部、うちの庭や畑にあった花だよ」とのこと。こんな花咲いてたっけ?と、日常のありがたみを忘れかけている私は目からウロコ。周囲のさりげない自然をパックした思いがけないプレゼントにほっこりしました(^o^)!

ミニ俵できた~!

先日出来上がった米俵。「これがミニだったらかわいいかも!」ということで、ミニ俵に挑戦しました。およそ3kg(2升)の米が入るサイズです。大きい俵よりも、胴部分やサンバイシが小さいので、細かい作業が多くなりました。

ゆい縄部分は、小学生のちびっ子たちが縄をないました。何回かなわないをやっているので、自分たちで工夫して2mほどの細縄をないました。

大きい俵と全く同じ工程で、ゆい縄・つつ縄をかけて完成です!中には本物の白米が3kg入っているので、結構ズッシリしています。自分で作ったお米を入れて、ご贈答用やプレゼントにもいいかも!米作り・俵作りへの参加者大募集中です★

 

ネマガリにょっき!

先日、地域の方にお願いして子どもたちとタケノコ狩りをさせていただきました。タケノコといってもモウソウダケではなく、「ネマガリタケ」という細いタケノコです。

案内してくださった方が、「ほら、そこにも生えているよ!!」と子どもたちの足下を指さしますが、子どもたちはネマガリを見つけることができません(^_^;)。「これか!」と目が慣れてくると、あっちにもこっちにもにょっきにょき生えています。

タケノコ汁用に皮をむく
あつあつのホイル蒸し焼き

採れたてでしか味わえない贅沢なホイル蒸し焼きはおつまみに最高!唐辛子マヨネーズがよく合います。子どもたちが大好きなタケノコ汁も堪能し、季節を味わった一日でした。

中ノ俣古道を行く

昨年度に中ノ俣古道整備保存会の方々が整備した「中ノ俣古道」を歩いてみました。各所に木の輪切りで作った看板がお出迎えです。

最初のポイントは中ノ俣城趾。広々と空けていて気持ちがいい!

続いては中ノ俣牛舎に到着。「数日前に生まれた子ウシがいるよ」と教えてもらい、牛舎をのぞくと、かわいい子ウシがちろっとこちらを見ていました。

↑古道はとてもきれいに整備されていて歩きやすく、新緑を楽しむことができたのですが、所々に分かれ道が多く、古道マップを持っていてもつい横道に入ってしまい・・・↓

最後はブナ林を経由して棚田に到着するはずが、手前の沢に下りて中ノ俣集落に戻ってしまいました。中ノ俣古道のほんの一部しか歩けなかったのですが、次のお楽しみにしておきます!初めての方は、案内人と一緒のツアーがオススメです!

アケビの花

満開の八重桜に絡んで咲いていたアケビの花です。春の散策会では、必ず「何の花ですか?」と質問があります。中央右が雌花、左が雄花。ちょっと毒々しい!?紫色ですが、新緑に映えて良く目立ちますね。秋になったら美味しいアケビの実が付くと思うのだけど、いつも鳥や動物に先をこされてしまうのです(*_*)今年はどうかな?

米俵を作りました★

去年から続けていた米俵づくり、ようやく完成しました!胴部分を編み、サンバイシ(フタ部分)を作り、そこまでは良かったのですが、それを編み上げる作業が難航していました。まずは中身です。米なら60kg入る大きさですが、お祭り用の米俵ということでモミガラを詰めたら、「ちょっと重すぎるね~」と、やり直し。究極の軽さにまで仕上げましたが、中身は企業秘密です(^_^)v。

サンバイシをのせ、フタを閉めます。このときの縄のかけ方がポイント!きれいな放射状に仕上げるためには一カ所でも縄の掛け違いがあるとアウトです。慎重に縄をかけ、かつぎゅうぎゅう縄を引きながらフタをしました。

次は結い縄(胴部分の縄)をしめます。二人で縄を引きながら、俵を転がしながらぐいぐいしめます。そのしめた縄が緩まないように縄を縛るのが一苦労。どの本にも縛り方なんて載っていないし、だれも教えてくれないので、見本の俵の縛り目を見ながらなんとかやり方をマスターしました!

最後につづ縄(縦にかける縄)をかけて完成です!今回は3俵作りました。ちゃんとカッコ良く積み上がったでしょ!?「よいしょっ!!」と持ち上げてご満悦です~(^o^)!次はミニ俵を作ろうと思います。