ろうきんボランティア活動/冬支度

新潟ろうきんの有志による、ボランティア活動第3弾!まずは市民の森の冬支度です。もりもりデッキを解体・収納したり、炭焼き小屋の柱の補修をお手伝いいただいたりしました。

また、先月、管理棟脇の大きなクヌギの木を伐採したので、その幹や枝を有効利用しようということで、シイタケやナメコのコマ打ちを行いました。30本ほどのホダ木ができ、去年のホダ木と一緒に並べると、なんとなく「きのこフィールド」の形が見えてきました。去年打ったホダ木からナメコも顔を出していて、「来年は、もっと出るね!」と期待大です。

さらに今回は、「小学生の木工作に使うための木がほしい」という小学校の先生の要望に応え、整備で発生した雑木を集める作業を行いました。雑木は薪やホダ木だけでなく、木工材料や教育材料にもなるので、整備後の森は宝の山!ですね。残った雑木は、ヤブタケフィールドの栄養にするため、リレー形式で木を運びました。

冬は外作業はしばらくお休みです。春にまた、爽やかな森でお会いしましょう!

 

中ノ俣古道を歩く

11月14日・15日と行われた中ノ俣古道を歩くツアーに参加しました。二日間ともよい天気で、紅葉もバッチリ見頃!とてもすがすがしく気持ちの良い散策を満喫しました。二日間で約19km。写真をピックアップしたダイジェスト版でご報告します(^_^)v

1日目は滝寺集落からから3つの砦を巡り、中ノ俣へ続くコースです。

歩き始めてすぐにクリタケ発見!秋の恵み満載です。
落ち葉を踏みしめながら歩きます。
砦を回るコースで、各所にスタンプ台があります。
暗い杉林と日の通る雑木林のコントラスト!
山道にはしっかり看板があるので安心。
秋の花・リンドウも顔を出していました。
各砦からの眺めは最高です!海までよく見えました。

2日目は中ノ俣集落から牧場へ続く古道を歩き、棚田へと抜けるルートです。

集落周辺には杉林や笹藪が続きますが、きれいに整備されています。
すぐ近くにヒヨドリが陣取っていました。思わずにらめっこ!
午前の柔らかな光を浴びて気持ちいい!
モミジが真っ赤に紅葉していて、感動!
木々の隙間から山々を望みます。糸魚川の権現岳と鉾ケ岳です。
もうすぐお弁当~!
中ノ俣牧場を望む林道沿いの歌碑。
ススキがまぶしい中ノ俣牧場(跡地)。奥の山は海前峰。
午後の日差しは紅葉をより眩しく照らします。
天然なめこ発見!
ブナ林に到着。黄葉が見事!!
秋の宝物を見つけながら、子どもも楽しみました。
中ノ俣・角間の棚田に到着!お疲れ様でした~★

 

なめこ出ました~★

去年の秋、ろうきん森の学校の活動で、ナラの木にコマを打ったナメコが顔を出しました!!

↑11月4日にはじめて確認!
↑11月10日、大きくなってきました!
↑11月13日、取り時です!
↑丁寧に収穫!思わずニッコリ!!

去年5本くらいにコマを打ちましたが、一番太くて大きいホダ木1本だけからナメコが出ました。ぬるぬるつるん、とても美味しそう!今回は1本だけのようですが、来年はもっと収穫が期待できそうですね★

 

ろうきんボランティア活動ときのこ狩り

新潟ろうきんの有志による、ボランティア活動第2弾!今回のメインは「きのこ狩り」!フィールドを整理してその恵みを楽しむことも立派なボランティアなのです!昨年秋にろうきんの皆さんが木を並べて整備したきのこ畑には、ナラタケ(ヤブタケ)がたくさん生えていました。ちょうど発生時期が重なり、その周辺にもヤブタケが見られたので、3班に分かれてきのこ狩り大作戦!となりました。

ヤブに入って出てくると、手にいっぱいのきのこが!かごいっぱいになったきのこを集めて、ここからが大変です!葉っぱや土がついていますが、まずは軽くやさしく汚れをとり、すぐに熱湯に入れて湯通しします。湯通しすることできのこがきゅっと締まり、ぼろぼろにならなくなるんです。湯から水にとり、それからゆっくりゴミをとったりキレイに洗ったりします。美味しいものを美味しく食べるのは、結構手間がかかりますね。

今回は湯通しまで下処理したきのこと、先日収穫してもらった「はさかけ米」をおみやげにお持ち帰りいただきました!去年コマ打ちをしたしいたけとなめこはまだ顔を出していませんが、来年それらが収穫できたら、豪華3種盛りきのこ汁が楽しめそうですね~!!

きのこ狩りの後は、新たなきのこフィールドの整備にご協力いただきました。切り倒した木を短く切って並べていく作業です。足下よく整備しておくと、来年以降、またここにきのこが生えてきます。

近くにはミョウガ畑があり、ミョウガがごろごろ。「これもお土産になるね!」と秋の恵みに大満足のボランティア活動でした。

出た出た!キノコ!

今年もキノコシーズン到来!10月初旬からぼちぼち顔を出していた美味しいきのこたちが、10月中旬に大発生!ナラタケというきのこですが、この地域ではヤブの中に生えるので、「ヤブタケ」と呼ばれます。一つ見つけると、あっちにもこっちにも、足の下にも!!ということで大収穫です。

ヤブタケは切った木の切り株や枝、土など、どこからでも生えてきます。栄養になる木を補充すると、菌が移って毎年生えてきます。森の整備をしながら、木を整理していくと、自然ときのこ畑になるんです。

ヤブタケはとても美味しいきのこですが、新しいうちに取らないと色が悪くなったり虫がついたりします。毎日のようにフィールドをチェックして、出始めのきのこを見つけるのがポイント!目が慣れて「きのこ目」になると、きのこだけが浮いて見えるようになるんだとか!?きのこの達人のお言葉でした(笑)

 

森の恵み体験会

森にある資源で、じっくり・ゆっくりものづくりを楽しもう!ということで、「森の恵み体験会」を行いました。まずは森へ行って木を切り、材料を集めました。まず最初は、「森の色鉛筆作り」からスタートです。木を切ったり、穴を開けたり、馬という木の道具にまたがりセンという刃物で木を削ったりしました。

子どもも興味しんしんですが、大人の方が夢中になってものづくりに没頭する姿も。色鉛筆が出来上がると、今度は自分の思い描いた作品作りに挑みます。おもちゃの車を作りたい!お皿を掘りたい!スプーンやナイフを・・・と、いろいろなものにチャレンジしていました。

今回はお天気も良く、「もりもりデッキ」が大活躍!椅子を出してテーブルを囲み、ものづくりの合間のティータイムを楽しみました。コロナ対策で炊事は出来ませんでしたが、今後は山菜とりやきのこ狩りなどを合わせて、森を丸ごと楽しむツアーを企画したいと思います。

ササユリの丘バージョンアップ!

春から整備を進めてきた「ササユリの丘」。管理棟のすぐ脇にあるので、気軽に入れます。7月にはアクセス道もキレイにして、看板もつけてもらいました。

ササユリが咲き終わって、きれいに草刈りをしたら、池を眺める素敵な木陰になりました。「せっかくだから、テーブルと椅子もほしいね」ということで、春に除伐した材を使って、作業スタッフの方が休憩スペースを作ってくれました!

↑午後の丘は西日がほどよく入って気持ちがいい!どんどん欲が膨らみ、「周りの木にハンモックつけよう!」という声も(^_^)v くつろぎスペースがますます広がっていきますね~!

夏のふるさと探検

毎年恒例の子どもイベント・「夏のふるさと探検」!今年は昼食作りができないので、「昔の遊び道具を作って遊ぼう!」をテーマにものづくりを行いました。弓矢作りでは、自分で取ったネマガリタケに縄やヒモをかけて弓を作り、矢は10数年前に刈ったヨシを利用して作りました。カッコよく構えて矢を放つと、結構遠くまで勢いよく飛びます。段ボールの的に刺さると大喜びでした。

水鉄砲は細い竹にスポンジやサラシを巻いて押し棒を作ります。太い竹の節に穴を開けて組み合わせれば完成です。こちらも水が勢いよく飛び出し、最初は遠慮がちに遊んでいた子どもたちも、そのうちお互いにびしょ濡れになるほどの水合戦になりました。「水が漏れないようにするにはどうしたらいいの?」と、あれこれ工夫する姿も見られました。小刀やノコギリなどを使って「自分で作ったもので遊ぶ」という、当たり前のようで今は難しくなった体験を、十分満喫できたのではと思います。

夏のふるさと探検のお楽しみと言えば、やっぱり森遊び!木陰のハンモックやブランコもゆったりできて気持ちいいのですが、シンプルに木登り・木渡りが一番人気かな?

「もう6年生だから、来年は来られない」と、つぶやいた常連さんに、「中学生になったら、ボランティアさんで来て小学生と遊んでよ!」とお願いしたら、「絶対来るよ!」と笑顔で応えてくれました。1日を通じて、「自分のことは自分でやる!!」といういろいろな経験が詰まった「夏のふるさと探検」。大人になっても、心のどこかに「楽しかったなぁ」と思い出してもらえるとうれしいです。

 

第1回新潟ろうきん定例活動

4~6月は残念ながら活動ができなかったのですが、7月18日に、県内のろうきん関係者の皆さんから、草刈りや除伐、階段作りなど、4班に分かれて水源の森を保全するためのボランティア活動を行っていただきました。昨年アオダモを伐採してきのこ畑にした箇所では、生い茂るヨシやススキを刈り取り、ほだ木の上にかぶせて日よけを作りました。

また、そのきのこ畑に下りる坂には、アクセス路として10段以上の階段を作りました。別の草刈り班は、つるや灌木が茂る雑木林に入り、見通しよくすっきりとした林に整備してもらいました。普段は刈払機やチェーンソーなど動力で行う作業ですが、こんなに多くの人が集まるとパワー倍増で、無事整備が終了しました。

さらに、今年入行した9名の新人職員の方は、研修も兼ねて薪割りや木工作にも挑戦してもらいました。斧での薪割りはもちろん皆さん初体験!「しっかり持って!」「へっぴり腰じゃダメだぞ!!」と檄が飛ぶ中、「自分の力と道具で何かを作り出す」ことの意味を感じながら作業に集中していました。

日頃、市民の森を整備してくださる作業スタッフにも参加・ご指導いただき、安全に作業を進めることができました。ありがとうございます!今後も「森や田んぼに関わることが楽しみ!」と感じていただけるような活動を続けていきたいと思います。

 

チェーンソー補講講座

ろうきん森の学校で作業スタッフとしてご協力いただいている皆さんを対象に、チェーンソーの取扱いについて安全講習を実施しました。座学では、近年の法改正の要点や事故事例に学ぶ安全管理のあり方などを学びました。

今後チェーンソーの取扱い時には、チャプスと呼ばれる足の保護具をつけることが義務づけられたため、実習ではその取扱いと着用を行いました。また、伐木における受け口の作り方を実際にチェーンソーを使用して実習しました。角度や深さは頭では分かっているのですが、正確に刻むことはなかなか難しいです。今後の作業の際には、お互いに講習内容を確認しながら、安全作業に努めたいと思います。