ネムノキスツール完成★

春先に切ったネムノキでスツールを作ってもらいました。皮を剥いで座面を削り、持ち手のような飾りのような切れ込みも入りました。5つのスツールが「もり森デッキ」の日よけの下に並んでいます。こちらのデッキは土足OK!気軽に上がって、ちょっと腰を下ろして、ひし池の方を眺めてみてください。額縁のような木陰からの眺めが最高ですよ~★

西日を浴びるデッキとスツール

ササユリ開花!

5月14日の投稿では、まだつぼみも小さかったササユリですが、先週末に見事に咲きました!ササの葉によく似た葉っぱと、意外に大きなピンク色の花がよく目立ちます。(写真のササユリには他のつる植物がからみついていますね(笑))

くわどり市民の森では、ササユリの丘の他にも、ブナ林コースやみやまそコースでも見られます。ここ数年、よく手入れをしている林の周辺に増えてきたように思います。ササユリはその可憐さから採取も多く、野生では少なくなってきて、新潟県および上越市のレッドデータブック・絶滅危惧Ⅱ類に分類されている希少な植物です。花や球根を持ち帰っても家では根付かず、枯らしてしまうだけです。花を愛でたい方は、ぜひ市民の森にお越しいただき、森の手入れも楽しんでいただけると、来年はもっともっと咲きますよ~!!

ふれあいの森散策道・はしごかけ

くわどり市民の森の奥には、鏡池(かがみがいけ)という池があり、そこへ続く道を「ふれあいの森散策道」といいます。その散策道は深い沢を2本横切るので、そこにははしごをかけて散策者が通りやすくするのですが、はしごは11月から5月までは取り外してあります。NPO法人木と遊ぶ研究所の皆さんにご協力いただいて、毎年5月に入ると2つの沢にはしごをかけに行きます。防腐処理してあるはしごは結構重たいです。

沢は毎年、融雪で崩れたりして形が変わってしまいます。どこにはしごをかけたら安全に通過することができるかを見極め、はしごが動かないように杭を打ちます。岩山なので、杭がなかなか入らないことも。

近くの木にロープで固定して完成です。鏡池までのトレッキングツアーなどで多くの方が感謝しながら渡るありがたいはしごです。もしかしたら、森の動物たちも使っているかもしれませんね!

ササユリの丘ともり森デッキ

先日、日よけを作った市民の森のデッキの横に、こんもりとした丘があります。「ここを整備して散策道や休憩場所を作ったらいいね!」ということで、5月はここを中心に整備を進めています。まずは丘に上がる登り口と降り口がわかりやすくなるようにと、斜面を削って階段をつけました。

続いては、まぶしく芽吹いた木々を剪定・除伐します。雪で折れかかった枝や、ひこばえで混みすぎている枝などを整理し、見通しがよくなるようにしました。数年かまわずにいた木々には、アケビなどのつるが絡みついて、幹を締め付けていました。痛々しい・・・!

つるも取り払って、すっきりした丘をよく眺めてみると、なんと昨年まで数本しかなかったササユリの株が、10株以上もあるのを発見!手をかけて愛でていると、いろんなことが見えてくるんですね。今はまだ葉っぱだけですが6月にはきれいな花を咲かせてくれるでしょう。

作業の後に、「この丘やデッキには名前がないので、作業の話をするときに分かりづらいんだよね。何か名前をつけよう!」ということになりました。あれこれ考えましたが、やっぱり今日のヒット・ササユリから「ササユリの丘」はいかがでしょう?それからウッドデッキは、「もり森(もり)デッキ」!「ろうきん森の学校」の森と、もりもり元気に!盛りだくさんで!盛り上がろう!との意味を込めてみました。このエリアで皆さんに楽しんで活動してもらえるように、さらに整備を進めていきます!

中ノ俣古道を行く

昨年度に中ノ俣古道整備保存会の方々が整備した「中ノ俣古道」を歩いてみました。各所に木の輪切りで作った看板がお出迎えです。

最初のポイントは中ノ俣城趾。広々と空けていて気持ちがいい!

続いては中ノ俣牛舎に到着。「数日前に生まれた子ウシがいるよ」と教えてもらい、牛舎をのぞくと、かわいい子ウシがちろっとこちらを見ていました。

↑古道はとてもきれいに整備されていて歩きやすく、新緑を楽しむことができたのですが、所々に分かれ道が多く、古道マップを持っていてもつい横道に入ってしまい・・・↓

最後はブナ林を経由して棚田に到着するはずが、手前の沢に下りて中ノ俣集落に戻ってしまいました。中ノ俣古道のほんの一部しか歩けなかったのですが、次のお楽しみにしておきます!初めての方は、案内人と一緒のツアーがオススメです!

デッキに日陰ができました~!

先日組み立てたウッドデッキに日よけを作りました。ポールを立てるためにデッキの周りに深さ60cmの穴を6カ所掘ったのですが、岩山なので石がゴロゴロ出てきます。ツルハシをふるいながら「あと20cm!」「ここはハズレだ~!」などと一喜一憂しながらも、なんとか穴掘りが完了。

デッキ中心のポールを支えるのは、今冬にシカの食害に遭って切り倒したネムノキの切り株です。中心に穴をあけ、ポールをさします。周囲に掘った穴にはポールを埋めて、それに取り外し可能な長いポールをボルトで接ぎました。

中心のポールに日よけネットをかけ、それと周囲のポールや木をロープでつないだら日よけの完成です!今後はネムノキスツールも制作して、快適空間をどんどん広げていく予定です。

 

きのこのコマ打ちをしました

去年秋に、新潟ろうきんの皆さんにコマ打ちしてもらった木は、市民の森の杉林の木陰に置いてあります。今年の秋に出るかな?来年の春になるかな?待ち遠しいですね!徐々にほだ木を増やしていこうと、4月17日にシイタケとナメコのコマ打ち作業を行いました。シイタケのほだ木は正善寺地区で伐採したナラの木を分けていただき、ナメコのほだ木は冬に伐倒したサワグルミを使いました。ドリルで穴をあけて、コマ(菌)をげんのうで打ち込んでいく作業なのですが、今回はちょっと欲張ってシイタケ、ナメコともに10本ほどのほだ木を用意し、コマも500個くらい使いました。太々とした木なので、たくさん出るといいな(笑)!

 

市民の森動物調査にて

4月9日に野紫木洋先生にお越しいただき、市民の森の動物調査を行いました。例年クマが出没する箇所にセンサーカメラを設置し、動向を調査します。クマが春一番に食すというヒメザゼンソウはまだ食べられていませんでしたが、いよいよクマが動き出す季節です。

少雪のせいか、今年はシカの食害が多く、数本の木の皮が剥がされていました。

ここ数年イノシシも増え続け、足跡やフンはもちろん、大きな穴もあちこちに空いています。

ですが、この時期センサーカメラに一番良く写っているのは、山菜目当ての人々です。山には必ず所有者がおりますので、山菜採り禁止の場所には立ち入らないようご留意ください!