ちょいワラ体験会・フカグツ完成!

2月と3月は少人数での開催となりましたが、それぞれの経験に合わせ、少しずつ技術を覚えながら新しい作品にチャレンジしました。また、冬期の間、数回に渡り取り組んできたフカグツ作りは、やっと片足を編み終わりました。「もう片方、おそろいになるように編むのが難しいんだよね~」と、苦笑いしながらも、出来上がったフカグツを感慨深く眺めていました。

常連さんの一人は、十数年前にかみえちごのわら細工イベントで編みかけだったというフカグツを持ってきて、最後の仕上げを行いました。長い間、丁寧に取っておいて下さった編みかけのフカグツはカビることもなく、見事に復活!わら細工への想いを大切に持ち続けてくれたことに大感激です。新年度は、新たな作品作りにもチャレンジする予定です。ご興味のある方はぜひお気軽にお寄り下さい!

 

 

コロナ禍で腕を磨く

新潟県でもまん延防止等重点措置が発令されたため、1月の体験会は一般参加はなしということになりました。ちょっと残念ですが、代わりにちょいワラ会員数名でミゴボウキ作りの技術講習会を行いました。体験会でも人気のミゴボウキですが、ミゴのそろえ方やヒモの縛り方にコツがあります。しかも、ヒモを巻き付けるときにはとても強くヒモを引くので指が切れてしまうことも。ポイントを確認しながら作業を進めます。

きれいなホウキに仕上げるには、技術とともに材料選びも重要です。同じように見えるワラでも、幹の太さや穂先の長さがいろいろです。今まで制作だけに参加していた方も、「今度は稲作りもやってみたい!」と意欲満々です。今は雪に埋もれていますが、春になって田んぼに出かけるのが今から待ち遠しいです。

逸品のクリスマスプレゼント

いつも講師やボランティアとしてお世話になっている方から、クリスマスプレゼントをいただきました。クリの端材を磨いて作ったプレートです。持ち手が付いていて壁にも掛けられます。オシャレにカナッペ風おつまみをのせてみました(^0^)!

単なる端材も手のかけ方によってはこんなに素敵に生まれ変わる、ってことを教えてくれたように思います。ものづくりは素材を見抜く目も大事ですね。眺めたり飾ったりするだけでなく、使ってこそ良いものは映える!と思うのですが、カッティングボードにはもったいなくて使えません。。。今のところ、このプレートに似合う美味しい酒の肴を探索中です★

 

特集!しめ縄作り

12月に入ると商店にはいろいろな大きさや形のしめ縄が並びます。「良い新年となるように願いを込めて、自分たちで手作りできたらうれしいね」ということで、ちょいワラ部会では毎年、しめ縄作り体験会を行っています。おかげさまで今年もたくさんの方々のご参加をいただき、賑やかな体験会となりました。

しめ縄用のワラは、中ノ俣角間の田んぼで育てた古代米で、八月初旬に青田刈りをして機械で乾燥させたものです。長くて青々としたワラは、香ばしい良い香りがします。

しめ縄作りは夏の青田刈りから始まっている

そのワラをすぐって(ワラの余分な部分を取って)、三つのワラ束を作ります。この三つのワラ束が絡まって、一本のしめ縄になるのですが、この地域で一般的なしめ縄は真ん中が太くなっているので、束の一つ一つに「アンコ」という詰め物をします。そしていよいよ、三束の端を一つに縛り、そのうちの二本をそれぞれねじりながら絡めていきます。三人一組で作業するのですが、「ねじり方が逆だよ!」「アンコがはみ出した!」と、あちこちで悲鳴やら笑い声やらが飛び交います。最後の一本を最初に締めた二本にねじりながら絡めたら出来上がりです。三人で声を掛け合い、タイミングを合わせ、綱引きのような力加減できゅっと締め上がったしめ縄を眺めていると、気持ちも引き締まります。

わらをすぐる(余計な部分をとる)
3つの束に分ける
ねじって絡めて。呼吸を合わせて!
家族で締め上げた極上の一本です!
最後に飾り縄をなって、両端をしばります。なわないは全ての基本です。

体験会で作るのは二尺から二・五尺くらいの大きさですが、講師の和瀬田仙二さんはワラを足して四尺もあるしめ縄を作っていました。ワラより長いスゲで作ることもあるそうですが、「スゲは葉がギザギザで、気をつけないと手を切っちゃうんだ」とのこと。スゲはワラよりちょっと硬い感じがします。

しめ縄は、生きる力や幸せを授けてくださる年神様をお迎えするために飾るものです。一年中飾られているのにあまりじっくり見ることはないと思いますが、いつも私たちの暮らしをそっと見守ってくれているように思います。新たな年を手作りのしめ縄でスタートできる、素朴ながらそれこそが大きな幸せだと感じています。

 

ちょいワラ体験会~ワラリースとしめ縄作り~

12月のちょいワラ体験会は2回実施し、真夏に刈った青ワラを使って、クリスマスや新年の飾りを作りました。ワラリースでは青ワラをねじって絡め、しめ縄状にして輪飾りを作りました。リースといっても作り方はしめ縄作りと同じで、結構力が必要です。青葉やドライフラワーの差し入れもあり、華やかな飾りとなりました。

しめ縄作りはワラの中に「アンコ」という詰め物を入れるのがミソです。アンコの入れ加減が難しかったようですが、3人一組でそれぞれ立派なしめ縄を作り上げていました。午後は自由創作活動にて、縁起亀を作ったり、もう1本しめ縄を作ったり、創作意欲溢れる体験会となりました。例年以上に多くの方にお越しいただいたので、冬期の活動にもご参加いただければと思います。

根気よく、みごぼうき作りにもチャレンジ!

わらもみ機となわない機をご寄付いただきました!

この度、市内の方からわらもみ機と細縄のなわない機を譲っていただきました。わらもみ機は、わらを叩く代わりにわらをローラーに通してもんで柔らかくする機械です。なわない機は、わらを投入するとあっという間に縄になって出てくるというスグレモノの機械です。つい先日まで使用していたこの機器は、ご寄付くださった方が長年愛用していたものです。何度も修繕したり使いやすく改良したりしたところがあり、とても丁寧に、大事に使ってこられたのだなと思いました。

なわない機のプロの手さばき。お譲りいただくまえに実演していただきました。

すぐに使用できる状態のものが残ってるだけでも珍しいのですが、それを使いこなせる方に使い方をご指導いただいた上で譲っていただけたことに、とても感謝しています。その方の神業のような手さばきに比べると、ちょいワラ部員はまだまだぎこちないですが、これからも大切に使わせていただき、作品作りに励みたいと思います。

整備後のわらもみ機を試運転。なかなか良い調子!
なわない機も整備を終え、いざ始動!スピードコントロールやわらさばきが難しい!
スタッフが初めて機械でなった細縄です。まずまずでしょうか!?

 

ちょいワラ体験会~「トウガラシ飾り」作り~

晩秋に真っ赤なトウガラシが市場に出回ると、トウガラシを編んだ飾りを作りたくなります。11月のちょいワラ体験会は夏に収穫した青ワラ4本でトウガラシを編んでつなげていきました。力を入れすぎるとトウガラシが切れてしまったり、また緩く編むとトウガラシがぽろりと抜けてしまったり。編み加減が難しいのですが、10個・20個とつながっていくと青ワラに赤色が映え、とても素敵です。カラマツや綿の実を飾ったり、輪にしてリース状に仕上げたり、それぞれに工夫をこらしていました。

トウガラシだけでなく、シナモンや他のハーブも合わせてつなぐと、スパイスリースにもなり、幅が広がります。「飾っておいても、もったいなくて使えない!」という方が多いのですが、愛でて楽しんだ後はぜひ、お料理にも使ってみて下さいね!

↑中央にちょいワラ部会で育てた綿の実をあしらったミニリースです

里山シンポジウムで竹箸作り

10月23日、「里山の魅力を学び森林資源を使った体験をしてみよう」との目的で行われたシンポジウムにて、当団体のほか、やまざと暮らし応援団(大島区)、不動生産森林組合(名立区)が活動紹介を行いました。その後、参加者はモウソウダケを使って竹箸を作りました。割った竹を小刀で削いでいき、紙やすりをかけ、クルミオイルで仕上げました。大人も子どもも夢中になって、静かに竹を削る音だけが響きました。「自然の素材を使ってものを作るって気持ちいいですね」との話もあり、このように街中で里山とのつながりを体感できる場も大切だな、と感じました。

ちょいワラ体験会~フカグツ作り・ミニにも挑戦!~

10月のちょいワラ体験会。9月までに一足フカグツを作り終えた参加者は、2つめに手のひらサイズのミニフカグツを作り始めました。ミニになると簡単かと思いきや、実際は大きく作るより細かくてやりにくいことが多くなります。それでも手順はほぼ同じなので、小さい治具を使いこなしながら、底とがめ(足の甲)の部分を編み上げました。「玄関に飾ろうかな」「お花を挿してもかわいいね」と、ミニはミニなりに様々な使い方があるようで、楽しみが広がりますね。

両足に縄をかけて編み込んでいきます。姿勢がキツイ!

 

ちょいワラ体験会・フカグツ完成!

新潟県下でもコロナ感染者が急増し、8月下旬から9月半ばは特別警報が発令されたため、ちょいワラ体験会も少人数での開催となりました。7月からフカグツ作りに入っていますが、①底を編む、②ガメ(甲の部分)を編む、③筒部分を編む、④縁部分を編む、という長い工程のため、完成までには時間がかかります。7月は①の底部分を終え、8月は②のガメ編みに挑戦です。複雑な作業ではありますが、「フカグツの顔」とも言えるこの部分は、時間をかけてじっくり編んでいきます。ワラを上げ下げするタイミングも一つ間違えると編み目がとんでしまうので、慎重に進めます。また、型を入れて中腰の姿勢で作業をするのがキツイところ。編み上がると同時に腰を伸ばして「やっとできた~!」と笑顔になります。

甲の部分を編む「ガメ編み」。姿勢がキツイんです。

③の筒編みは9月までの宿題でした。9月の体験会では④の縁編みを行いました。筒部分の上部を折り返し、麻ヒモに引っかけながら編んでいきます。フカグツの左右の形や高さが同じになるように調節しながら編まねばならず、なかなか難しい作業です。

縁が曲がらないように、広がりすぎないように、注意するポイントがいっぱい!

それでも3回の講座と自宅での復習の成果で、ようやく一足完成したフカグツに「初めてにしては上出来!」と講師からお褒めの言葉をいただきました!(あまりのうれしさに、完成品の写真を撮るのを忘れてしまいました(^_^;))

また9月の体験会に参加された90代の男性は「ワラ仕事なんて懐かしいなあ」と言いながら作業していましたが、麻ヒモをきつく締め上げる手つきはさすがにお見事!「よくできたから飾っておこう」と言っていましたが、ぜひ使い心地も試してみてくださいね。

手つきがカッコイイ!