もりっちクラブ①~山菜採りと天ぷら他~

今年度のもりっちクラブは、昨年から継続で参加のご家族が7組、新規のご家族が1組の、計8組でスタートしました。初回である今回は、7組18名が参加しました。管理棟にてあいさつと今年度の活動についてのお話をし、その後活動場所であるウッドデッキ周りを整備しました。整備が終わったら、山菜を探しに市民の森を散策!タラの芽やコゴメ、コシアブラなどがあり、みんなで手分けして採りました。お昼のクッキングは、採ってきた山菜を材料に天ぷらです。子どもたちも「山菜大好き!」と、たくさん食べていました。また、ウッドデッキの隣にオシャレなレンガかまどを作り、そこで早速火起こしと焼きマシュマロをしました。午後からは丸太を自分で輪切りにし、名札作りをしました。1日を通して、子どもたちは自然の中で元気いっぱい遊び、大人は自然をゆっくりと楽しめる良いイベントになりました。

ちょいワラ体験会①~わらぞうり作り~

4月は横畑のちょいワラ工房に場所をかえ、わらぞうり作りを行いました。まずはぞうりの芯になる細縄をなうことからスタートです。この細縄がしっかりしていないと形を作るときに上手くいきません。編込み作業では、両足で細縄を突っ張って幅を取りながら、わらを細縄に編んでいきます。力が入りすぎたり、油断したりしていると、先細りやひょうたん型のぞうりになってしまい、講師から「やり直し!」の指示が飛びます(笑)。最後に、自分で編んだ細縄を引っ張り、形を仕上げるのですが、運悪くぞうりの中で縄が引っかかると、ぶちっと縄が切れてしまいます。「せっかく最後まできれいにできたのに~!」と悔しい思いをするのですが、そこは講師のお助けを借りて、何とか一足仕上げました。はぎれ布などを一緒に編み込むと、ひと味違ったぞうりになります。実用でもインテリアでも楽しめる作品です。

棚田学校①~畦かち・畦塗り~

今年20年目の棚田学校は新規参加者2組を迎えて開校しました。 自己紹介の後、早速田んぼへ出かけて、自分の田んぼを確認しました。春の嵐の中、冬の間にネズミやヘビなどが畦に開けた穴をかけやで叩いて塞ぐ「畦(あぜ)かち」や、畔の形を作る「畦塗り」をしました。いずれも講師の指導を受けながら丁寧に作業を進めました。中にはコンクリートダムのような素晴らしい畦を作った人も!田んぼに水を迎える準備は万端です。みんなで協力して堆肥撒きも行い、春一番の作業を無事終えました。

 

水を春の田んぼへ!用水清掃

4月9日と23日に角間用水組合が行う用水の清掃作業を、かみえちごスタッフや棚田学校参加者も協力して行いました。およそ4キロある用水を2日間かけて水路の中にたまった泥を上げました。今年は雪が少なかったので、用水脇の草も伸び放題で草刈りも行いながら進みました。用水のパイプが土砂で押されて下がってしまったところを掘り上げて補修するなど、地域の方々の経験と皆さんの力が合わさって、作業は無事に終了しました。この作業により角間用水にも水が入り、今後の田植えに向けて準備作業が大忙しです。

 

2月3月のちょいワラ体験会

2月はコキア(ホウキグサ)でホウキ作りを行いました。コキアは大きなマリモのような形になる草で、秋には赤く紅葉する種類もあり、観賞用に植えられます。刈り取って陰干ししてタネを落とすと、それだけで立派なホウキになるのですが、柄の部分を締め上げて形を整え、さらに皆さんがなった細縄を持ち手に巻き付けました。青ワラでなった細縄は飾りだけでなく滑り止めにもなりますし、縄をなう時にヒモや布を一緒に入れると、一段とカラフルになります。今回初めて参加された方は、細縄ないに苦労されていましたが、それでも自分の縄で仕上げたホウキが完成すると「家族に自慢しよう!」と、にっこり。余った縄で鍋敷き作りにも挑戦していました。参加者の方が提供してくださった1m以上もあるコキアは、しっかりとした存在感のあるホウキになりました。実用も兼ねて玄関に吊しておくと、お客様の目を引きますね!ぜひご活用ください!

また、3月には、自由創作活動を行い、1年間いろいろな作品作りに挑戦した成果を発揮して、お気に入りの作品を仕上げました。

春に向けてビビラ作成!

「ビビラ」は棚田の田植えに欠かせない道具です。代かき後の田んぼにビビラで線を引き、その線の上に手で苗を植えていきます。およそ30cmの幅を保ちながら、真っ直ぐ線を引くための道具ですが、地域の方から譲ってもらったものは長年の間に欠けたり壊れたりしてしまったので、今回、竹と材木で作ってもらいました。大きな櫛のような形ですが、先端の刃のような部分は竹を削って作ります。それに穴を開けて材木に打ち付け、持ち手をつけます。重いと作業が大変なので、なるべく軽く仕上げます。最後は腐植止めのオイルを塗って完成です(写真はオイル塗り前のもの)。今年は雪が少なく、田んぼが早く顔を出すかも。春が待ち遠しいです★

竹に穴をあけます
持ち手はカンナをかけます
左が古いもの(刃が欠けている)、右が新しく作ったものです

米俵・サンバイシ作り

12月半ばから1月にかけて、米俵のサンバイシ(フタ部分)やコモ(胴部分)の注文をたくさんいただきました。ちょいワラ部会では、わらすぐりや編む作業などを分担して制作しています。年末には、10kgの米俵を3つ制作するという大仕事が入り、気合いが入りました!パーツ制作とは違い、組み立て作業が入ると縄の結び方や締め方などの複雑な工程がからみ、がぜん難しくなります。これまで撮った制作ビデオや見本の米俵を確認しながら、丁寧に仕上げました。

今回の米俵は、飾り用とはいえビニールひもは一切使わず、部会員が青ワラでなった縄で締め上げました。もちろん、コモもサンバイシも青ワラです。米俵が完成したとき、あの夏の暑い青田刈り作業が思い起こされて感無量!「米俵を嫁に出す」ような気持ちでした。今回経験した米俵作りの技術を忘れまいと、小さいけれども精巧なミニチュア米俵作りに挑戦しています。

 

ちょいワラ体験会⑨~⑪ リースとしめ縄

毎年、大好評のわらリースとしめ縄の講座です。リース作りは1回、しめ縄づくりは2回行い、多くの方にご参加いただきました。何回かご参加いただいている方も多く、手慣れた方が初めての方に手ほどきすることも。「毎年、この講座が楽しみなの!」とのお声もいただき、とてもうれしいです。リースやしめ縄だけでなく、形にこだわらないお飾りも作るなど、みなさんの創作意欲が溢れる体験会となりました。

 

 

ホウキキビ収穫

春に種まきをして畑で育てた「ホウキキビ」。その名の通り、収穫して座敷ぼうきを作りたいと思っています。夏を過ぎると、3mを越えるくらい大きくなって、台風などの風で倒れないように支えを作るのが大変です。11月初め頃、たわわに実って頭を垂れたホウキキビを収穫しました。

カビが生えないように、軒下に陰干しして、乾燥させます。千歯こぎで種をとって、保存します。今年の穂はちょっと小振りでしたが、どんなホウキができるか楽しみです!

2022年の紅葉ときのこ

年も明けてしまって全く季節感がないのですが、2022年の紅葉は例年になく色づきがよく、青い空によく映えました。

10月末のくわどり市民の森より
11月中旬のくわどり市民の森より

きのこ類も豊作で、令和2年の秋にコマ打ちをしたシイタケがにょきにょき生えてきました!

↓シイタケのコマを打ったはずなのに、ナゾのキノコが生えてきて・・・美味しそうだけど、観賞用です(笑)。