新潟ろうきん定例活動②~タノクサとりと用水清掃~

今回は新潟ろうきんの有志が集まり、タノクサ取りを行いました。「素足で田んぼに入るのなんて、久しぶりだな!」と、泥の感触に戸惑い気味の皆さんでしたが、一株ずつ丁寧に土をかき混ぜていきました。「中腰が中年にはツライ!」と苦笑いしながらも、あっという間に田んぼを縦断し、草に隠れていた稲の列が復活していました。「先月植えた苗が、もうこんなに大きくなっているんだね。」と、稲の生長を実感していました。合わせて、田んぼに水を届けてくれる「角間用水」の草刈り作業もお手伝いいただきました。7月以降、水を湛えた田んぼで稲もぐんと生長します。秋の稲刈りが今から楽しみです。

棚田学校③~タノクサ・アゼクサ~

田植えからおよそ1ヶ月、稲もすくすく伸びていますが、田んぼの中の雑草(タノクサ)も稲に負けじとあちこちに顔を出し、畦の雑草(アゼクサ)も元気いっぱい伸び放題です。タノクサは稲の株の回りを一株ずつかき混ぜるようにして雑草を絡め取ります。最初は素足で田んぼに入るのを怖がっていた子ども達も、今回は率先して田んぼに入ってタノクサ取りを手伝ってくれました。また、アゼクサ刈りでは、棚田学校のご家族に鎌と砥石を貸与し、鎌研講習で切れ味抜群の手鎌を仕上げました。草刈りは重労働ですが、切れる鎌での作業は効率がぐんと上がります。「休憩がてら鎌を研ぐと一石二鳥!」ということで、畦もすっきりさっぱり、きれいになりました。午後からは田んぼをイノシシなどの獣害から守るための電柵張りを行い、梅雨時期の作業を無事終えました。

ちょいワラ体験会③~自由創作活動~

久々に大人数となった6月の体験会は、作りたいものも人それぞれでとても賑やかでした。わら草履の続きや細縄をつないで作った小物入れ、ミゴボウキ、ミニフカグツ、それに「わらネズミ」など、個性的な作品ばかりでした。ミニフカグツに初めて挑戦した人は、「手のほうが大きくて、小さく作る方が大変!」と四苦八苦していましたが、立体的に仕上がっていくと「達成感がありますね!」とにっこり。中には、「前回作ったものは友達にあげちゃったので、もう一つ同じものを作る!」と、お気に入りの作品に磨きをかける人もいました。次回は参加者の方が育てているラベンダーを分けてもらって、「ラベンダーバスケット」作りに挑戦です。ワラや縄との組み合わせも楽しんでみたいと思います。

中ノ俣古道散策会 ~新緑の海前峰を歩く~

日差しもありちょっと暑いくらいの散策会となりました。目的地である海前峰は南葉山登山道と尾根続きの山で、今回は中ノ俣側から頂上を目指しました。講師から「頂上までは、かなりキツイ道のりですよ」と脅かされましたが(笑)、たどり着いた頂上は、見晴らしがよく絶景でした。眼下に春日山や市役所付近の街並みが見え、また遠くには直江津港や火力発電所、米山を望みます。反対側には、くわどり市民の森の奥にある「鏡池」を望めるスポットもありました。「この眺めを見ると、疲れも吹っ飛ぶね!」と参加者の皆さんもご満悦です。そこから先はくわどり湯ったり村を目指して、南葉山の尾根を緩やかに下ります。全行程8.5kmを歩き通した後の温泉は格別でした。

もりっちクラブ③~木工作を楽しむ~

6月の活動テーマは“親子で木工作”!何を作るか、まずは紙に絵を描いてみます。イスや棚、乗れる車の置物など素敵なイメージがたくさんでてきました。完成した絵を設計図として、木を切っていきます。力仕事はお父さんの腕の見せどころ!しかし、まっすぐ切れずに悪戦苦闘する姿も…大工仕事の難しさを実感しました。途中で調理班と木工作班にわかれお昼ごはんの用意、今回は大人気カレー作りです。味は甘口と中辛の2種類を用意。自然の中で作って食べるカレーは、いつもより数段美味しくなる気がします。カレーで腹ごしらえをしたあとは木工作の続きを頑張ります。形ができたら、色を塗ったり絵を描いたりして完成を目指します。途中、前回と同じく池の生き物をさがしに行き、1ヶ月で変わった景色や生き物などの観察もしました。活動の最後は、みんなで作った作品を持って集合写真!素晴らしい作品がたくさんできました。

 

新潟ろうきん定例活動①~棚田の田植え~

今回の田植えには、新潟ろうきんおよび東京の労金連合会の方々にご参加いただき、2枚の田んぼにコシヒカリを植えていただきました。恒例によりビビラで線を引くのは新入職員の役割ですが、ぬかるんだ田んぼに足を取られなかなか前へ進めません。去年もご参加の方は「もう長靴なんか、いらない!」と最初から素足で田んぼへ入り、順調に田植えを進めていました。「続けて来ていると、去年より今年のほうが手際よくできているのが分かるね」と、継続的な取組みへの評価の声も聞かれました。一仕事の後のお楽しみは、ネマガリタケのタケノコ汁に山菜の天ぷらなど盛りだくさん!「秋の収穫も頑張るぞ~!」と、久しぶりに対面での交流を交え、話が弾みました。

 

棚田学校②~田植え編~

晴天に恵まれた5月21日、いよいよ田植えを迎えました。今年はビビラ(苗を植える目印となる線を引く道具)を新調し、小さな田んぼもスムーズに線を引くことができました。子ども達も最初は田んぼに入るのに躊躇していましたが、恐る恐る田んぼに足を踏み入れると、「何だか、気持ちいい!」と気に入った様子で、親子で並んで田植えを進めていました。昼食後には、スタッフによる「子ども虫取り教室」も行われ、子ども達は網を片手に田んぼや草原で生き物探しに夢中でした。その間、大人は黙々と畦の草刈りです(笑)。これから数ヶ月は、草取り・草刈りが続きますが、美味しいお米のために、お楽しみを交えながら田んぼ作業を頑張りたいと思います。

ちょいワラ体験会②~鍋敷き作り~

5月は小人数での体験会となりましたが、初めてご参加の方が、なわないから始めて鍋敷き作りに挑戦しました。ワラを叩いてやわらかくしてから縄をないますが、なわないは簡単そうに見えてなかなか難しいようで・・・。でも、一度コツをつかむと後はスイスイなえてしまいます。「ワラを転がす」という表現をしますが、手のひらでワラが「シャリッ」っと音を立てて「よじれていく」感覚が心地よいです。自分でなった縄に感動しながら、さらにそれをヒモでつないで鍋敷きに仕上げます。細かい作業でしたが、予定より長い縄をなったので、かなり大判の鍋敷きになり、「大きな鍋を買わないとね!」と、大笑いでした。

 

中ノ俣古道散策会 「春の中ノ俣古道を歩く」

春というより初夏の陽気となったゴールデンウイーク。お天気に恵まれ、爽やかな風を楽しめる散策会となりました。地球環境学校をスタートして、中ノ俣城趾や牛舎、ブナ林名をを抜け、角間の棚田に戻りました。昼食後にもう一歩き、ということで、中ノ俣からくわどり湯ったり村までの太夫峠を越える古道を歩きました。途中、「大坂郷(おおさかご)展望所」では、桑取谷の集落と角間の棚田を両方望むことができ、絶景でした。およそ9kmの道のりでしたが、季節の花々や野鳥の声も楽しみながら心地よい汗をかきました。