第22期 棚田学校 第5回「ハサ作りとアゼクサ刈り」

(2025.8.24)

すっかり穂が出揃った田んぼで、早朝のアゼクサ草刈りを終え、皆で協力してハサ作りを行いました。毎年ハサに使っている竹が古くなったので、今年は新たに30本近くの竹を調達し、ハサの横木に使用しました。新しい竹はまだみずみずしくて重いので、持ち上げるのが大変でしたが、竹を抑える人、ヒモを切る人、ヒモで縛る人、などと分担しながら、縦木に竹を縛っていきました。竹と竹の間隔の表現は、「膝からかかとまでの長さ」とか「肘から手のひらまで」とか、人それぞれで、田んぼでは体がまさに「ものさし」だったんだな、と感じました。5~7段ほどのハサが出来上がり、講師からも「まずまずだね」と合格をいただき、9月の稲刈りが待ち遠しくなりました。黄金色のカーテンで、ハサがずっしり重くなるのが楽しみです!

 

ちょいワラ体験会 8月報告 ~青ワラで小物作り~

(2025.8.9/23)8月9日の早朝、中ノ俣角間の棚田で青田刈りを行いました。暑さが続き、例年よりちょっと短めのワラでしたが、機械乾燥にてパリッと仕上がり、色も香りも上々です。今回の体験会は、この出来たてホヤホヤの青ワラを使って、なわないからの小物作りを行いました。コシヒカリのワラは芯があり、叩いて柔らかくしてから使いますが、青ワラは芯がない(籾が付く芯が出る前に刈る)ので、叩かなくても使えます。縄をなっているだけでワラの良い香りが部屋に広がり、蒸し暑さがちょっと爽やかに和らぐような心地よさでした。「何を作ろうかな?」と悩んでいた皆さんも、縄から形を作る段階では、それぞれにアレンジを加え、取っ手付きのミニカゴや帽子のツバが付いたような小物入れなどもできていました。釜敷きを作った方は「コシヒカリワラの釜敷きとはひと味違う仕上がりで、リースにもできそう!」とニッコリでした!

 

第22期 棚田学校 第4回「アゼクサ刈りと昼食交流会」

(2025.7.20) 6月に畔の草刈りも田んぼの中の草取りをして1ヶ月が経ち、梅雨時期にぐんと稲が伸びました。アクデン(もち米)はすでに出穂して、穂が見え隠れしています。畔の雑草も負けじと伸びてきて、田んぼの中に侵入しようとしてる草も多くなりました。今回は畔の草刈りを中心に、出穂前の田んぼをきれいにする作業を行いました。日中の暑い日差しを避け、フレックス制にて午前中に作業を終わらせ、お昼は涼みながら昼食会です。中ノ俣の恵みいっぱいの笹押し寿司やくじら汁をいただいた後は、夏の定番・スイカ割りです。大人もチャレンジしましたが、パッカーンと割ってくれたのは子ども達です。大きなスイカ2つと小玉スイカ1つの味比べをしながら、田んぼ談義に花が咲いてました。

 

第22期 棚田学校 第3回「タノクサ取り・アゼクサ刈り」

(2025.6.15)

田植えからおよそ1ヶ月、まだ水面がのぞく田んぼですが、苗もすくすく伸びてきました。田んぼの中の雑草(タノクサ)を取り除くために、稲の株周りを一株ずつ手でかき混ぜるようにしてガス抜きをしながら、タノクサを絡め取りました。畦の雑草(アゼクサ)は放っておくと田んぼの中に侵入してしまうし、害虫のすみかになったりするので、鎌できれいに刈り取りました。皆で協力して電柵張りも行い、イノシシ等の害獣対策も万全です。午後には「ちびっ子棚田サポーター」が大活躍!しっかりタノクサ取りをしてもらった後には、レンコン田で泥まみれになり、カエルやヤゴなどの生き物を探しに夢中でした。美味しい米を育てるための田んぼですが、貴重な遊び場・学びの場でもある、ということを再認識しました。

ちょいワラ体験会 6月報告 ~初めてでもできた!縄ない体験~

(2025.6.1) 6月は初めて参加する方が数名おり、初心者組みは基本の「縄ない」からスタートしました。わらをすぐる(わらの不要な葉を取り除く)、わらを叩いて柔らかく・強くする、という材料の準備から始まり、いよいよ縄ないです。両手に持った数本ずつのわらを手のひらで転がすと、「より」がかかり、わらがねじり合わされます。これを繰り返すと縄になるのですが、わらの転がし方やわらを持つ位置など、ちょっとしたことに気をつけると、スイスイ縄をなうことができます。そのコツをつかむまでは、肩に力が入り、手に汗握りながら必死です。なった縄をヒモでつないで鍋敷きやコースターを作ったのですが、参加者の一人は、ひたすら長く縄をない続けていました。どうやったらきれいで丈夫な縄をになるか、考えながら真剣に取り組んでいる姿がとても新鮮でした。「気持ちを整えて制作に望む」という意味でも、縄ないは大切な作業だな、と感じました。

ろうきん森の学校・新潟地区 「田植えボランティアとちまき作り」

(2025.5.24)

今回の田植えには、新潟ろうきんおよび東京の労金連合会の方々にご参加いただきました。初めての方も多かったのですが、経験者の手ほどきを受けながら、、田植えはスムーズに進みました。「もっとたくさん植えられるよ!」という頼もしいご提案もいただいたので、来年は面積を増やしてお待ちしております!労金連合会の皆さんは田植えの他にちまき作りも体験しました。ここ上越のちまきは、チマキザサというササで三角コーンの形を作り、中ノ俣産のアクデンというもち米を詰めて、もう1枚のササでフタをします。さらに、また地元で「ミチシバ」と呼ばれる細い草をヒモ代わりにくるくる巻いてしばり、二等辺三角形の形に仕上げます。「ちまき」と言えば「蒸す」というイメージのようですが、こちらのちまきは1時間ほど茹でて出来上がりです。味付けはしていないので、きなこをつけて食べるのが定番ですが、そのままでも笹の香りともち米の甘みを楽しむことができます。全て中ノ俣産の材料で作ったちまきは、美味しいおみやげになりました。

        

   

第22期 棚田学校/棚田サポーター 第2回「田植え・畦の草刈り」

(2025.5.18)

ちょっと風が強くなりましたが、幸いに雨に当たらず田植えを進めることができました。田んぼにビビラで線を引き、その線の上に、数本の苗を等間隔に植えていきます。田植機はその間隔がおよそ15cmとのことですが、「手のひら一つ分」くらいと思って植えると良い感じです。ところが、いつの間にかどんどん間隔が狭くなってしまいます。「たくさん植えた方が・・・」と思うのですが、本数も間隔も適当でないと、その後の稲の生長が妨げられてしまいます。今は小さな苗でも、1~2ヶ月ほどすれば背も高く株も大きくなるので、稲の生長力を信じて、水管理や草取りなどの手入れを進めていきたいと思います。今回の田植えには、棚田サポーターの皆さんからもご協力いただき、わら細工に使用する青ワラ用の苗を植えてもらいました。子ども達も頑張ってビビラで線を引き、深い田んぼにも負けずに田植えをしてくれました。田んぼでの泥遊びや棚田を駆け回る姿も微笑ましく、棚田を探検しながら、いろいろな発見をしていました。

ちょいワラ体験会5月活動報告 ~フカグツ作り、小物作り~

(2025.5.6 )令和7年度に入ってから初めて、横畑にある「ちょいワラ工房」にて体験会を行いました。田植えが始まった爽やかな景色を眺めながら作業を進めました。数ヶ月続いているフカグツ作りは、完成した片方に合わせて、もう片方を編み進めていきました。一足完成させた方は、「嬉しくてご報告です!」と言って、お知り合いに写真を送っていました。初心者組はなわないも上手くできるようになり、釜敷き作りに挑戦しました。かなり長い縄をなうのですが根気よく編み進め、それをすぐりワラで作った芯に絡(から)げていきます。絡げ方(編み方)は単純なのですが、ひとつ間違えてしまうと戻るのが大変です。編み目を確認しながら慎重に編み進め、一日がかりで釜敷きを完成させました。「縄から形のあるものを作り上げるって、楽しいですね」とのご感想をいただき、「次はフカグツにチャレンジできるかな!?」と意気込んでいました!

角間用水清掃「落ち葉掻き・泥上げ」

(2025/4/6・20)

角間の棚田へ水を運ぶ大事な水路「角間用水」の清掃を2日間に分けて行いました。棚田学校の参加者と地元住民が集まり、冬の間に側溝に貯まった落ち葉や、雪解けで流れ込んだ砂泥を掻き出しました。天候は両日ともに小雨がぱらつき少し冷え込む中での作業となりました。日当たりの悪い斜面は残雪が側溝を覆うトンネルとなっている箇所もあり雪堀をする場面もしばしば …。作業も終盤に差し掛かり上流から水が流れて来る様子を見ると思わず「やり切った!」と感慨深くなりました。今年も順調に水が流れ、棚田を潤してくれることを願います。作業のあとは金左衛門でなおらいをして作業の反省や今後の展望などを話して仲を深めました。

 

第22期 棚田学校 第1回「畦かち・畔塗堆肥まき」

(2025/4/5/4・13) 22年目を迎えた棚田学校。今年度は継続の方8組と新規メンバー2組を迎えて計10組での活動となります。5日は、新規の方向けに説明会を行い、13日に第一回目の活動を行いました。あいにくのお天気の中、冬の間にモグラやカエルが畦に開けた穴をカケヤでたたいてふさぐ「畦かち」と畔を盛りなおして綺麗にする「畔塗り」を行いました。昼食は環境学校に移動して暖かい味噌汁を頂きました。午後は棚田の上を流れる用水の清掃を行って、1回目の活動を終えました。初参加の方は「思ったよりも力が必要で難しいですね」と話していました。