古道散策会~秋の海前峰を歩く~

(2023.11.3)散策には心地よい天候に恵まれ、色づきかけた木々の木漏れ日を楽しみながら歩くことができました。中ノ俣集落を抜けてから、海前峰の頂上まで上りが続きますが、登り切ってしまえば、眼下に海と川と高田平野が一望でき、疲れも忘れてしまいます。その先は一度下って南葉登山道の尾根へと合流するのですが、その登山道から対岸の山を見上げると、それはついさっきまでいたはずの海前峰ではありませんか。「あんなところまで登ったんだね」「下りるのはあっという間だね」と、感想は様々ですが、人が歩く力って結構すごいんだな、と感じました。車に乗っていては絶対に見たり感じたりすることのできない景色や香りや音を存分に体感できた一日でした。

第20期 棚田学校「ハサはずしと側溝清掃」

(2023.10.29)籾すりも無事終わり、今年の収穫はまずまずでした。あの夏の暑さから考えれば、上出来!と、ほっと胸をなで下ろしています。美味しいお米に育ててくれた田んぼに感謝しながら、夏に組んだハサを壊して竹を立てかけ、田を潤した水が流れる側溝を掃除しました。側溝掃除では子ども達も大活躍です。側溝脇の草を刈ったり、刈った草を集めて運んだり、時折小雨が降る中、1時間半程度の作業を終えました。その後は、お楽しみの「新米会」です。新米をメインに、ご飯のお供を持ち寄り、秋の味覚きのこ汁を堪能しました。「刈り上げ祝い」ということで、多くの実りに感謝しながら、これまでの作業の苦労やこれからの抱負などを語り合いました。

ちょいワラ体験会~青ワラのトウガラシ飾り作り~

(2023.10.15)この季節に恒例となっている、トウガラシ飾り作りを行いました。青ワラとトウガラシのコントラストがとてもきれいです。長く直線状に編んでつり下げるのが普通ですが、今年は丸くリース型に編んだ飾りが人気で、リボンや木の実をあしらい、かわいらしく仕上げていました。また、紫色の古代米の穂を束にして飾りに使うなど、材料を工夫して組み合わせていました。「トウガラシも使うことができるけど、きれいに作ったからもったいなくて使えない!」ということで、飾り用と実用に分けて作った人もいました。青ワラ4本で簡単にできるので、ぜひ皆さんもチャレンジしてみて下さい!

ろうきん森の学校 ~森林整備と新入職員研修会、他~

(2023.10.14・28)10月14日は、新潟ろうきんさんの新入職員研修ということで、20名できのこ畑の草刈りを行いました。背丈ほどもあるスゲを大鎌で刈ったのですが、足元には立派なヤブタケがあちこちに生えていて、「草刈りどころじゃない、きのこ狩りだ!」と、予期せぬ大収穫になりました。午後には室内で研修会を行いました。「NPOへの支援」という大きな課題をテーマに、新入職員の素直な思いと希望あふれる話し合いが行われていました。

10月28日には、14名の新潟ろうきん有志の皆さんが、秋の散策ときのこのコマ打ち、きのこ狩りを行いました。雨模様だったので散策はショートコースとなりましたが、きのこ狩りではナメコやシイタケがどっさり収穫できました。「収穫した分、ホダ木も増やさないと!」ということで、シイタケのコマを8本の木に400個打ち込みました。お昼には、ヤブタケ・シイタケ・ナメコの3種盛りきのこ汁を堪能し、美味しい秋を満喫していました。

第7回もりっちクラブ~ヒシ取り・丸太切り~

(2023.10.8)今回は、管理棟横にある「ひし池」でのヒシ取り、木工作体験で二人挽きのノコギリで丸太切りとポックリ馬作り、調理体験ではくるみ味噌・焼きおにぎり・焼き芋・なめこ汁・ヒシの塩ゆでをしました。ヒシ取りでは、スタッフが胴長を着て池の中へ入り、取ったヒシから子どもたちが実をより分けます。管理棟ではかまどで焼き芋やくるみ味噌の材料となるクルミ穿り、二人挽きのノコギリで丸太切り体験を行いました。ノコギリは二人の呼吸が合わないと切り難く、声を掛け合い切りました。丸太は半分に割り、「ポックリ馬」を作りました。おやつに茹でたヒシはホクホクして、不思議な味がします。「今まで食べたものの中で一番美味しい!」という子もいました。

古道散策会 ~牧場から後谷を歩く~

(2023.10.7)時折、雨に見舞われる天気となりましたが、秋の訪れを感じる森を散策しました。中ノ俣から牧場まではブナやナラの林を通り、たくさんのドングリが落ちていました。また、道端にはいろいろな種類のきのこが生えていて、私たちの目を楽しませてくれました。後谷に入って灰塚までは、「桜清水の会」の牛木徹さんにガイドをしていただきました。平成29年から地元有志の方により整備された里道は、とても気持ちよく歩ける散策コースとなっており、所々に案内看板も設置されています。講師よりかつての集落の様子や人々の生活などについて詳しく解説をいただきながら、楽しく歩くことができました。地元の黒田小学校の児童もこの道を歩き、郷土の歴史に触れ、地域愛を育んでいるというお話し伺い、心温まる散策会となりました。

 

ろうきん森の学校「稲刈りとハサかけ」

(2023.9.23)ろうきん森の学校として角間の棚田で米作りをして5年目になり、新潟ろうきんの有志のみなさんの中でも稲刈り経験者が増えてきました。いつものことながら深い田んぼに足を取られつつも、手際よく稲を刈っていきます。今回は「稲まるけ」も上手にできる人がいて、作業がはかどりました。そして大人数のいいところは、「稲運びリレー」ができること。田んぼとはさ場をつなぐあぜ道はぬかるんでいて滑りやすい坂なので、稲を抱えて(または背負って)何往復もするのは重労働です。はさ場まで1列にならび、稲束をどんどん手渡ししていくと、人は移動せずに稲だけがベルトコンベアーに乗ったかのように運ばれていきます。大人数のパワーと実りの秋を感じながら、ハサの前で記念撮影をしました。

第20期 棚田学校「稲刈りとハサかけ」

(2023.9.17)米作りの醍醐味、待ちに待った稲刈りを行いました。9月に入っても残暑が厳しく、暑い中での稲刈りになりました。春から手をかけて育ててきた稲を鎌でざくっと刈り取って、その重みを感じた瞬間、苦労が報われたなぁ、とうれしく感じました。稲をまるけるのが大変ですが、その稲をハサ場まで運ぶのも一苦労です。大きな束を抱えて運んだり、家族でリレーして運んだり、それぞれ工夫しながら作業を進めました。ハサかけでは子どもたちも大活躍!大人が投げる稲束をしっかりキャッチして、手際よくハサに架けていきました。ハサのカーテンが完成すると、思わず拍手!2週間ほどハサにかけて乾燥させてから、脱穀・籾すりを経て、新米をいただくのはちょっと先ですが、楽しみに待ちたいと思います。今回の作業は、棚田サポーターの方々にも多くのお手伝いをいただきました。ありがとうございました!

ちょいワラ体験会~青ワラ自由創作・その2~

(2023.9.9)8月に引き続き、青ワラを使った自由創作活動を行いました。「前回、ミニフカグツを片方作ったので、もう片方編んで完成させたい!」と意気込む参加者でしたが、1ヶ月経つと、忘れてしまっていることも多く、「間を空けずに何回か作ってみるのが大切ですね。」と語っていました。苦労を重ねた手のひらサイズのミニフカグツが1足完成すると感無量です。他にも鍋敷きや釜敷きを作りましたが、つなぎヒモを工夫してアレンジしたり、オリジナルの作品が生まれていました。次回は、トウガラシつなぎで秋のわら細工を楽しみたいと思います。

 

もりっちクラブ第6回「箸作り・燻製体験」

(2023.9.3)今回は、「家族で使える木工作」というテーマで、丸太から「箸」を作りました。用意した木材はスギとサクラ、スギは柔らかく削りやすいので初級者向け、サクラは硬く上級者向けです。丸太を細く割ったあと、小刀で削り始めました。箸の形に削り終わった後は、丁寧にヤスリがけをします。粗いものから3種類をかけていき、表面を滑らかにしていき、最後にクルミを絞った油を塗って完成です!

昼食は調理体験としてミョウガ取りをしてミョウガ汁をつくりました、今年は例年よりもミョウガの出が悪く、みんなで手分けして探しました。また、ウインナーやチーズを持ち寄り、燻製体験をしました。

もりっちの活動もあと2回、秋の森の魅力や、秋の味覚などたくさん体験できればと思います。